はじめてのストーリー作り

アイデアから完成・公開までの全手順

小説の書き方 初心者完全ガイド

小説を初めて書くときは、今ある材料と本文を確かめ、必要な工程と記事を一つ選び、短く書いて読み返す。

この記事の結論

小説を初めて書くときは、いまあるメモや本文から次の作業を一つ選べます。アイデアから一稿・推敲・公開判断までを8工程で見渡し、今日読む記事と、次に書く小さな範囲を決めましょう。

コトハ ソウマ ミラ アキト
難易度
初心者
読了時間
20分
公開日
最終更新日

この記事でわかること

  • 小説を書く作業を8工程で見渡せる
  • 自分が今どの段階でつまずいているかが分かる
  • 作例から現在地メモを作り、次に書く範囲を選べる
#初心者#書き方#完全ガイド

ソウマ

主人公も設定も考えた。でも次に何をすれば本文になるのか分からない。調べるほど、やることが増えていく。

コトハ

原稿はどこまで進んでいますか。まだ一場面目の前なのか、途中で止まったのか。それが分かれば、今日見る場所を一つに絞れます。

アキト

八工程を全部やり直す必要はない。止まった原因に近い場所に戻れ。

01

Overview

初心者向け・小説の書き方8工程|今の原稿から一つ選ぶ

小説作りを種と範囲、人物・舞台・筋、本文と推敲、公開判断の8工程で見る。順番を行き来でき、今日扱わない工程は保留してよい。

小説を初めて書くときは、いまあるメモや本文を確かめ、次に進める作業を一つ選ぶところから始められます。この記事では、アイデアから公開を考えるまでの作業を八つに分けて案内します。サイト独自の整理で、すべてを順番どおりに埋める必要はありません。

  1. アイデアの種を選ぶ:気になる場面、感情、「もしも」から一つ残す
  2. 今回書く範囲を一文にする:誰の、どんな時間や出来事を扱うか仮置きする
  3. 人物を考える:今回の場面で、その人が何をし、何を気にしているかを見る
  4. 舞台・設定を選ぶ:次の場面に必要な場所や条件を決める
  5. 出来事の流れを考える:何がきっかけで次へ進むのか、あるいは何を並べて見せたいかを確かめる
  6. 一場面を本文にする:人物の動作、会話、感覚などを文章にする
  7. 一稿を書き終え、推敲する:今回の終点まで書いた版を残し、直す目的と範囲を選ぶ
  8. 公開するかを決め、準備する:公開する場合は投稿先の条件と表示を確かめる

ステップ2の一文は企画メモです。小説の冒頭にそのまま置く一文とは限りません。また、ステップ8は公開の判断も含みます。自分のために書き終える、しばらく保存しておく、という選択もできます。

今の状態見る工程今日の小さな作業
書きたい雰囲気だけある1〜2誰の、どんな時間を描きたいか一行残す
設定はあるのに人物の行動が浮かばない3その人が今回したいこと、または気にしていることを書く
世界観の説明ばかり増える4次の場面に必要な設定と、保留する設定を分ける
次の出来事につながらない5前の出来事が次を起こす根拠を確かめる
場面のメモを本文にできない6見える動作や聞こえる言葉から、三文だけ試す
一稿はあるが直し方が分からない7直す目的を一つ決め、構成・場面・文のどこを見るか選ぶ
公開先や公開するかどうかで迷う8見せたい相手と、まだ決めていない条件を残す

場面を書いてから人物を考え直したり、一稿の途中で構成へ戻ったりして構いません。AIも必要なら候補出しや整理の補助に使えます。八工程のうち、今日は扱わないところはそのまま残します。

02

Step 1-2

小説のアイデアと、今回書く範囲を決める(1〜2)

アイデアから気になる素材を一つ残し、誰のどんな時間を書くか仮置きする。未定の点を残してよく、企画メモの一文は小説の冒頭文とは別。

種になるメモがあるなら、今回どこまで書くかを一行残すところから試せます。人物の望みと行動で話を考えたい場合は、ストーリーの作り方(4つの質問)で骨組みを仮置きします。まだ分からない項目は空けて構いません。

これらは別々の入口です。全部を読んでから書き始める必要はありません。静かな時間や景色を書きたいなら、その対象を一行残してステップ6へ進むこともできます。

アイデアがまだないときの入口

今日の作業は「素材を一つ選び、気になった理由を一行残す」だけでも構いません。詳しい設定や結末は、必要になったところで考えます。

ほかの入口はアイデアを見つける記事一覧から探せます。

03

Step 3-5

小説の人物・舞台・プロットを、一場面に必要な分だけ考える(3〜5)

人物は今回の行動、舞台は必要な場所と条件、プロットは出来事がつながる理由や配置を考える。次の一場面に必要な分を選ぶ。

人物・舞台・出来事の流れは、行き来しながら考えます。まずは次に書く一場面に必要な分を選んでください。プロフィール、世界全体の歴史、結末までの筋をすべて確定させることは、書き始める条件ではありません。

ステップ3:人物の、今回の行動を考える

何をしたい人かがまだ曖昧なら望みを、行動が決まっているなら迷いや相手との関わりを考えます。弱点の克服を描くかどうかも、作品に合わせて選べます。

ステップ4:次の場面に必要な舞台と条件を選ぶ

人物が今どこにいて、何を見聞きでき、どんな条件の中で動くのかを先に置きます。あとで使う設定はメモへ残し、今の本文にすべて説明しなくても構いません。

ステップ5:出来事のつながりや並べ方を確かめる

前の行動が次の出来事を起こす話なら、つながる理由を確認します。違う場面を並べて見え方を変える話なら、その配置を比べます。どの型が合うか、短い区間で試せます。

今日の作業が一場面なら、その場面に足りない人物・場所・出来事のどれか一つだけを補います。

04

Step 6

小説の一場面を本文にする|三文の作例から続きを試す(6)

音楽室に戻った葵の三文では扉が開かなかったところまでが書けている。職員室へ向かう案を仮置きし、歩き出すまでを短く試す。先生の居場所と鍵を借りられるかは未定。

場面のメモがあるなら、人物が見聞きするもの、動作、発言から本文を試します。出来事を進めたい場面では、人物の目的、進めない理由、次の行動を手がかりにできます。静かな時間を描く場面では、何をどの順番で受け取ってほしいかを考えます。

例:音楽室の前で止まっている三文

高校生の葵が、放課後に忘れた楽譜を持ち帰ろうとする自作の練習稿です。ここでは、次の三文まで書けているとします。

放課後、葵は忘れた楽譜を取りに音楽室へ戻った。

扉を引いたが、動かなかった。

鞄の中を探してから、葵は廊下の時計を見た。

書けているのは、戻ってきた場所、扉が開かなかったこと、鞄と時計を確かめる動作までです。先生がどこにいるか、鍵を借りられるかはまだ決めていません。

次は「職員室へ向かう案」を仮置きし、葵が歩き出すまでを三文で試す、と範囲を絞れます。案を選んだだけで、本文に行動を書いたことにはなりません。続きを書いてから、考えた流れが伝わるか読みます。

AIに相談するなら、「今の三文」「まだ決めていないこと」「比べたい行動案」のように範囲を指定できます。候補を採るか、どこまで本文に書くかは読みながら決めます。相談を使わず、自分で続きを試しても構いません。

05

Step 7-8

小説の一稿・推敲・公開を分けて考える(7〜8)

今回の終点まで書いた一稿を残し、推敲する目的と範囲を選び、公開するか保存しておくか判断する。公開時は投稿先の条件と表示を確認する。

ステップ7では、まず今回決めた終点まで書いた版を残します。次に「つながりを確かめたい」「一場面が長い」「文の意味が取りにくい」など、直す目的を一つ選びます。大きな構成に迷うなら構成から、直す場所が一文だと分かっているなら、その一文から比べても構いません。

公開は、書き終えた後に選べる

ステップ8では、誰にどの形で見せたいかを考えます。公開する場合は投稿先の規約、作品に関係する条件、公開範囲、本文の表示を確認します。まだ見せたくなければ、保存して次の判断に回せます。

書いた後の気づきは、小説を書き終わったらやることで残せます。「次も続けたい条件」と「一つ変えて試したい条件」を分けると、次作で確かめることを選べます。

本でまとめて学びたいときの選択肢

『工学的ストーリー創作入門』は、出版社の商品紹介と目次で、コンセプト・人物・テーマ・構成・シーンの展開・文体の六つを扱う本と確認できます。ラリー・ブルックス著、シカ・マッケンジー訳です。この記事の八工程とは別の整理なので、気になる項目を目次で確かめて選べます。

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向いている人:出版社の目次にある人物・テーマ・構成・場面・文体を、まとまった一冊で学びたい人。

先に短く試したい人:今日の一場面だけ書きたい場合は、この記事から必要な解説を一つ選んで進められます。

06

Your Next 15 Minutes

現在地メモで、小説の次に書く範囲と読む記事を選ぶ

現在地メモにある材料と止まっている場所、次に見る工程と記事、試す範囲と再開の手がかりを残す。15分は目安の一案で未定欄は空けてよい。

今あるメモや本文を見ながら、「書けているところ」と「これから決めるところ」を分けます。読む記事を一つ選び、次に書く範囲を残してください。15分は短く試す時間の一案です。もっと短く区切っても、今日はメモだけで終えても構いません。

音楽室の三文から、現在地メモへ

項目今回残すこと
いま手元にあるもの高校生の葵、放課後の音楽室、忘れた楽譜を持ち帰りたいという目的。本文v1は上の三文まで。
止まっている場所扉が開かないと分かった後の行動が未執筆。先生の居場所や返答も未定。
戻る工程と理由ステップ6。人物と目的はあり、次の行動を本文にするところで止まっている。
今日読む記事シーンの作り方。行動を進める場面の観点を確認する。
次の短い時間で作るもの職員室へ向かう案を仮置きし、歩き出すまでを三文で試す。先生に会えたかはまだ書かない。
再開するときの一言試した三文を読み、葵が職員室へ向かうと決めた理由が分かるか確かめる。採らなければ別案へ戻る。

仮案が合わなければ、選び直せます。静かな描写を試す場合は、事件を起こす工程へ戻らず、描写や地の文の記事を選んでも構いません。

実践ワーク

小説作りの現在地を一枚にする

原稿の版と書けている範囲、止まっている場所、見る工程、読む記事、次に書く最小範囲を残します。まだ選べない欄は空けたまま保存できます。

あるもの

不足だけでなく、すでに使える材料を先に確認する。

一工程

八工程から今必要な一つを選ぶ。未定の工程は残してよい。

次の範囲

読む記事と次に書く最小範囲を一つずつ選ぶ。時間は調整できる。

生成される実践メモ

入力すると、この記事のワーク結果がノートに貼れる形でここにまとまります。
いま手元にあるもの: ____ 止まっている場所: ____ 次に見る工程と、その理由: ____ 今日読む記事を1本: ____ 次の短い時間で作るもの(15分など): ____ 次に再開するときの一言: ____

全部埋めなくて大丈夫。1行だけでも保存できます。

マイノートで見る

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今日できたもの

この記事で作るもの
書けている範囲と、次の一工程を残した現在地メモ
次に見る場所
今の原稿に必要な記事を一つ
次の行動
選んだ範囲を短く書いて比べる。決まらない点は保留する

ソウマ

今ある三文は残して、扉が開かなかった後だけ試せばいいんだな。次の三文を書いたら、いったん読み返すよ。

コトハ

はい。考えた案と、本文に書けたことを分けておけば、次も同じ場所から再開できます。

アキト

合わなければ別案へ戻ればいい。今は歩き出すところまでに絞ろう。

おつかれさまでした

今の原稿から、次の一工程を選ぶ準備ができた

アイデアから一稿・推敲・公開判断までを見渡しました。今ある本文やメモを残し、次に読む記事と書く範囲を一つ選んでください。未定の点は保留できます。

チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。

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