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相談できることが多すぎて、AIに何を聞くか決める前に止まった。最初はアイデア? プロット?
ミラ
まず、いま困っている場所を決めます。話の核がないのか、順番が決まらないのか、書いた場面を直したいのかで、質問は変わります。
アキト
全部を一度に聞くな。作者が決めることと、AIに手伝わせる一工程を分けろ。
Overview
AIで小説を書く前に、準備と5つの工程を分ける
AIに最初の質問を送る前に、主人公の願い、最後に残したい感情など、現時点で作者が残したい核を一つ書きます。まだ決まらない場合は、未定と記録して構いません。そのうえで、次の5工程からいま必要なものだけ選びます。これは本サイトで使う創作手順の分け方です。必ず1から順に進める必要はなく、書いた場面の点検から始めても構いません。
| 工程 | 作者が先に用意するもの | AIに任せること | 終わりの目印 |
|---|---|---|---|
| 1. 広げる | 物語の核、残したい感情 | 場面や問いの候補を3案出す | 各案の採否と理由、次の一手がある |
| 2. 組む | 採用した材料、変えたくない設定 | 順番を整理し、因果の空欄を指摘する | 主人公の選択まで流れがつながる |
| 3. 場面にする | 視点、目的、場面の終わり | セリフや動作の候補を出す | 作者が書く一場面の材料が揃う |
| 4. 点検する | 自分で書いた原稿 | 矛盾、説明不足、重複の候補を挙げる | 指摘を確かめ、直すかどうか決められる |
| 5. 表現を見直す | 採用する案や指摘、前後の文章 | 言い換えなどの比較案を出す | 意味と語り口を確かめ、必要な箇所を直せる |
この進め方でAIに頼むのは「候補出し・整理・検査」です。主人公の欲望、最後の選択、読後に残す感情は、作者が採否を決めます。 未定のまま試す場合も、AIの案を確定事項にしません。この境界は、便利な案に引っぱられたときに自分の物語を見直す手がかりになります。
候補が合わなければ全案を見送ってもよく、点検で問題が見つからなければ無理に直す必要もありません。採用する表現がすでに作品の意味や語り口に合うなら、そのまま残す判断もできます。
Preparation
AIで小説を書く準備:残す核と相談範囲を決める
準備では、AIに委ねないものと、今日だけ手伝ってほしいことを一つずつ分けます。たとえば練習用の設定として、「主人公は、昔もらった手紙を差出人に返せない」を核にします。「手紙を返すか迷う場面を、場所の違う3案で出す」なら、AIに渡す相談の範囲を絞れます。
返せない理由がまだ分からなければ、「理由は未定。候補を考えたい」と相談しても構いません。決まっている設定と、これから試す案を分けておきましょう。
役割分担から確認したいときは、次の記事を使えます。
- ChatGPTで小説・物語を作る方法 — まず読む1本。役割分担シートを作る
- AIに丸投げしない創作の考え方 — 「自分の話じゃない感じ」の正体と対策
- AIプロンプトの基本構造 — 指示文の組み立ての型
- ChatGPTで物語を相談する方法 — 相談の始め方(初心者向け)
Step by Step
AI小説の工程別ガイド:今の悩みに合う記事を選ぶ
広げる(工程1)
- AIと小説を壁打ちする方法 — そのまま使える壁打ちプロンプト
- 創作で使えるChatGPTプロンプト集 — 物語を深める30の質問テンプレ
- AIで物語のアイデアを広げる方法 — 選ぶ基準を決め、3案の採否を比べる
人物・世界を整理する(工程1〜2)
- AIでキャラクター設定を深掘りする方法 — 作者が質問し、設定候補を比べる
- AIで主人公を深掘りする方法 — 内面を見つける質問
- AIで世界観・設定資料を整理する方法 — 設定表と矛盾チェック
プロットを組む(工程2)
- AIでプロットを整理する方法 — 相談する前の準備
- AIでプロット案を比較する方法 — 複数案から選ぶ基準
場面の候補を出し、原稿を点検する(工程3〜5)
- AIでセリフを生成する方法 — キャラらしく直すプロンプトと例
- AIの出力を自分らしく直す方法 — ありきたりな案から抜け出す
- AIで創作ノートを整理する方法 — 原文を残して分類し、保存先を決める
Media
小説の材料を、画像生成・ゲーム・漫画に活かす
物語を文章以外の形にしたい場合の分岐です。書いた設定やシーンメモは、媒体ごとの条件に合わせて整理し直すと、画像生成やシナリオの素材にも使えます。
画像生成では画面に見せる条件、ゲームではプレイヤーの選択、漫画ではコマに入る動作を考えます。以下にはAIへの依頼文を作る記事と、媒体ごとの場面を設計する記事があります。
- 画像生成AIで場面を出すプロンプトの作り方 — 構図と感情の指定
- 画像生成の背景条件を整理する方法 — 世界観の比較基準を作る
- ゲームシナリオの書き方 — 選択と分岐を入れるシーン設計
- 漫画原作・ネーム前のプロットの作り方 — コマにしやすい場面整理
First Prompt
ChatGPTに小説を相談する、最初のプロンプト例
最初の相談では、いま止まっている一工程を選びます。ChatGPTには、普段の言葉で目的・必要な前提・返答の形を伝えられます。最初から完全な指示文にする必要はなく、返答を見て条件を補えます(OpenAI公式のプロンプトガイド)。
以下は、準備で挙げた手紙の設定を使う練習例です。結末は未定のまま、主人公が迷う場面を比べます。自分の作品で試すときは、核・相談内容・変えたくない条件を置き換えてください。
よい相談例
小説の場面候補を比べたいです。
決まっている核:主人公は、昔もらった手紙を差出人に返せない。
描きたい感情:手放すと、つながりまで失う気がする怖さ。
今日の相談:主人公が手紙を返すか迷う場面を、場所の違う3案で出してください。
出力:各案は2文まで。「何が返すきっかけになるか」「何を失いそうと感じるか」を含めてください。
条件:手紙の内容と結末は決めないでください。追加した状況は候補として示し、不明な点は確認事項に分けてください。採用する案は私が決めます。
返ってきた場面候補は、核と描きたい感情に合うかを確かめます。たとえば「差出人が列車で旅立つ前、駅のホームで手紙を返そうとする」という候補なら、「発車時刻が迫ることで、手放す怖さが動作に出そうだから」と採用理由を書けます。これは候補の読み方を示す作例で、AIの実際の出力を引用したものではありません。
場面案を選んでも、まだ本文ができたわけではありません。選んだ状況で主人公が何をするかを書いてみましょう。合う候補がなければ全案を見送り、「大きな別れより、日常のためらいを描きたい」など、次に足す条件を一つ残します。
入力する原稿や資料は、利用するサービスの保存・学習・共有条件と、自分が共有できる範囲を確認して選びます。公募や投稿に使う場合は、AI利用の可否を応募先・投稿先の最新の公式要項で別に確認します。確認項目は小説投稿前のチェックリストも参照してください。
実践ワーク
AIに送る最初の相談を組み立てる
いま止まっている工程、作者が残す核、AIに頼む一問、出力条件をまとめます。返答後は採否と理由を残し、次に書く範囲か、相談で変える条件を決めます。
今日できたもの
- この記事で作ったもの
- AI創作の最初のプロンプト
- 作者の手元に残したもの
- 物語の核、最終判断、AIに決めさせない範囲
- 次の行動
- 一問を試して採否と理由を記録する。残す案がなければ、次の相談で変える条件を決める
ソウマ
『小説を書いて』じゃなくて、『この主人公が迷う場面を三つ』まで絞ったら、聞きたいことが見えた。
ミラ
その範囲なら、返答も比べられます。選ばなかった案まで使う必要はありません。
アキト
採用理由を一行残せ。次の相談で、物語の軸がずれにくくなる。
おつかれさまでした
AIに任せる一工程を決められた!
準備と5工程の地図を確認し、物語の核を手元に残した最初の相談を作りました。次は一問だけ試し、採用・保留・見送りと理由を自分の言葉で記録します。
チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。
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