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選択と分岐を入れるシーン設計【初心者向け】
ゲームシナリオの書き方
この記事の結論
ゲームシナリオの書き方の要点は、いきなり大きな分岐を作らないことです。初心者はまず、プレイヤーが迷う一点を決め、選択肢とその直後の反応を一組にして、同じ次シーンへ戻る合流点を置きます。この順番なら、一本道の場面を無理なくゲーム向けに直せます。
この記事でわかること
- 一本道の場面を、プレイヤーが選べる形へ直せる
- 選択肢と世界の反応をセットで考えられる
- 選択肢シーンメモを作って、実装しやすい合流点を決められる
ソウマ
ゲーム用に書いているのに、読んでいるだけの場面になっちゃう。どこに選択肢を入れればいいんだろう。
ミラ
まず、プレイヤーが迷える一点を探しましょう。選択肢は多さより、選んだ後の反応が大事です。
アキト
分岐を広げる前に、合流点を決めろ。戻ってこられるなら、シーンは壊れにくい。
Scene
ゲームのシーンは、プレイヤーが選べる一点から始める
ゲームシナリオでは、作者が用意した出来事をそのまま読ませるだけでは、プレイヤーの体験になりにくくなります。大事なのは、プレイヤーが「自分で選んだ」と感じる一点を作ることです。
ただし、選択肢を増やしすぎると、実装も管理も難しくなります。最初は2〜3個で十分です。選択肢ごとに、すぐ見える反応を一行だけ用意し、最終的には同じ次シーンへ合流できるようにしておくと扱いやすくなります。
小さな例:落とし物を拾う場面
シーンの目的:プレイヤーに、主人公の距離感を選ばせる
選択肢A:すぐ届ける
反応A:落とし主が驚き、好感度が少し上がる
選択肢B:中身を確認してから届ける
反応B:手がかりは増えるが、後で疑われる余地が残る
選択肢C:その場を離れる
反応C:後の場面で、落とし主が困っている姿を見る
合流点:どの選択でも、主人公は落とし主と会う
このように、結果を完全に別ルートへ広げなくても、選択した感触は作れます。
Interactive
選択肢と反応をセットで設計する
次の手順で、一本道のシーンをゲーム向けに直します。
- シーンの目的を一行で決める:何を体験させたいか。情報入手、関係変化、危険回避など。
- プレイヤーが迷う一点を探す:話す/黙る、助ける/見送る、調べる/進むなど。
- 選択肢を2〜3個に絞る:どれも選ぶ理由がある形にする。
- 各選択肢に世界の反応を書く:好感度、情報、表情、次の台詞など、すぐ見える変化にする。
- 合流点を決める:大きな流れへ戻る場所を先に置き、分岐を広げすぎない。
もったいない例は、「助ける/助けない」だけを置き、助けない選択をただの失敗にすることです。直すなら、「助けない」を選んだ場合にも、主人公が状況を観察できる、後で別の人物から責められる、などの反応を用意します。
ソウマ
選択肢を増やすほどゲームっぽくなると思ってた。
アキト
増やすより返せ。選んだあとに世界が一歩反応すれば、プレイヤーの手触りになる。
AI Partner
AIには、選択肢の偏りを点検してもらう
AIは選択肢候補を出すのが得意です。ただし、そのまま使うと「明らかな正解」「ただの失敗」「性格に合わない行動」が混ざることがあります。AIに任せる範囲は、候補出しと偏りチェックまでにします。
相談するときは、シーンの目的、状況、主人公が取れそうな行動の範囲を渡します。返ってきた候補から、自分の作品に合うものだけを選び、反応や合流点を自分で決めましょう。
もったいない相談例
このゲームシーンを、分岐込みで完成させてください。展開も台詞も全部作ってください。
よい相談例
シーンの目的:__________
舞台と状況:__________
主人公が取れそうな行動の範囲:__________
プレイヤーが選べる選択肢を3つ出し、それぞれに『すぐ見える世界の反応』を一行ずつ添えてください。
※明らかな正解・不正解だけになっていないかも指摘してください。
Practice
選択肢シーンメモで、選択と反応を作る
ここで作る選択肢シーンメモは、読み終えた記念ではなく、「選択と反応を作る」ための作業メモです。ゲームシナリオの書き方で迷いやすい点を広げすぎず、最後に選択肢を2つ作り、それぞれで変わる反応を短く書くところまで持っていきます。
実践ワーク
選択肢シーンメモを1枚にまとめる
シーンの目的、プレイヤーが迷う一点、選択肢A〜Cとそれぞれの反応、最後に合流する場所を書きます。分岐を増やすより、選んだ直後の手触りを作るためのメモです。
チェックリスト
- シーンの目的を一行で書いた
- プレイヤーが迷う一点を決めた
- 選択肢を2〜3個に絞った
- 各選択肢に、すぐ見える反応を付けた
- どの選択肢からも戻れる合流点を決めた
今日できたもの
- この記事で作ったもの
- 選択肢シーンメモ
- 次に育てる場所
- 選択肢と反応で、ゲーム向けの場面を作る欄
- 次の行動
- 選択肢を2つ作り、それぞれで変わる反応を短く書く
ソウマ
選択と反応を作るだけなら、本文に戻す場所も少し見えてくる。
コトハ
その手応えを残しましょう。選択肢シーンメモは、「選択と反応を作る」ための小さな栞になります。
アキト
選択肢シーンメモには、まだ直せる余白と次へ動かす軸が残った。
おつかれさまでした
選択肢シーンメモを残せた!
今日の選択肢シーンメモは、ゲームシナリオを読む場面だけでなく、選ぶ場面として設計できる入口です。迷ったら、選択肢を2つ作り、それぞれで変わる反応を短く書くところだけ見直しましょう。
チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。
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