AIと物語を作る

質問でキャラの内面を見つける

AIで主人公を深掘りする方法

決まっている主人公の設定から質問を作り、問いの前提を確かめる。作者が仮答えを書き、場面で試す行動か次の確認点を残す。

この記事の結論

主人公の内面を自分で考えたいときは、AIに答えではなく質問の候補を出してもらう方法があります。決まっている望みや弱点を渡し、質問の前提を確かめてから一問を選びます。作者の仮答えを、場面で見える行動につなげてみましょう。

ミラ ソウマ アキト コトハ
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この記事でわかること

  • 決まっている設定から、作者が答える質問を作れる
  • 質問に紛れた未設定の前提を見分けられる
  • 仮答えと、次に試す行動や確認点を残せる
#AI#主人公#深掘り

主人公設計との違い: このページでは、作者が決めた望みやためらいを質問で掘り、次の行動を考えます。主人公の核から作りたい場合は主人公の作り方、設定や場面の候補がほしい場合はAIでキャラクター設定を作る方法が入口です。

ソウマ

主人公を深くしたいのに、AIに聞くと設定がどんどん増えるんだ。

ミラ

今回は質問の候補を頼みましょう。知らない過去が質問に入り込んでいないか読んでから、ソウマさんが答えます。

アキト

何でも矛盾と呼ぶな。今ある設定で、どこをもう少し考えたいかを見る。

01

AI Basics

AIで主人公を深掘りする前に、望み・弱点・場面を整理する

練習例の主人公は、誰にも頼らず卒業式を終えたいと思い、助けを求めると負けた気がしている。この二つを矛盾と決めつけず、助けを差し出された場面を考える。

「深掘りして」という依頼だけでは、質問がほしいのか、新しい過去や性格の案がほしいのかが伝わりにくくなります。自分で答えを考えたいなら、AIには質問の候補を頼むと範囲がはっきりします。

材料には、主人公の望みと弱点を書きます。弱点がまだ決まっていなければ、気になるためらいや行動でも構いません。特定の場面を考えたいときは、場所や相手など必要な前提も添えます。

たとえば「誰にも頼らず卒業式を終えたい」という望みと、「助けを求めると負けた気がする」という弱点は、同じ方向を向いています。この二つだけを見て、矛盾しているとは言えません。誰かが手を貸そうとしたらどうするか、と場面を置くことで、考えたい選択が見えてきます。

人物の迷いと、設定の食い違いは別です。 助けてほしいのに断るなら内面の葛藤として描けますが、それ自体が設定の誤りとは限りません。矛盾や重い過去を無理に作る必要はありません。

02

Prompt Craft

AIの質問から一問を選ぶ4手順と、主人公を深掘りする例

設定を用意し、AIに質問の候補を頼む。質問の前提を確かめて一問への仮答えを書き、行動か次の確認点を残す4手順。

次の手順で深掘りします。

  1. 決まっている設定を用意する:望み・弱点やためらい・必要な場面を分ける。
  2. 質問の候補を頼む:たとえば最大3問。答えや新しい設定は求めない。
  3. 質問の前提を確かめ、一問に答える:知らない過去などを事実扱いしていたら、問いを直すか使わない。選んだ一問への仮答えを作者が書く。
  4. 行動か、次に確かめる点を残す:場面に使えそうなら本文を試す。まだ決められなければ、未定の箇所を残す。

以下は記事用の架空の作例です。質問は依頼するときの参考例で、AIの実際の返答ではありません。

  • 最初に決めた望み:誰にも頼らず卒業式を終えたい。
  • 最初に決めた弱点:助けを求めると負けた気がする。
  • 選ぶ質問の例:「助けを求めるか迷うとしたら、誰の前ですか」。
  • 作者の仮答え:小学校からの友人。昔、助けられたことをまだ悔しく思っている。

友人との関係と過去は、ここで作者が考えた追加設定です。最初の二行から分かった事実ではありません。次に作者が「卒業式の準備帰り、雨が降っている」という場面を置き、行動を試します。

友人が傘を差し出した。主人公は濡れた袖を隠し、首を振った。

これは、助けを断る様子を試す一案です。実際の原稿では、前後の出来事と合うかを読みます。答えをそのまま説明文にする方法もあるので、必ず動作だけで伝えようとする必要はありません。

ソウマ

質問だけAIに作らせると、主人公深掘り質問の答えに自分の実感が残るんだな。

ミラ

はい。ただ、質問に書かれた前提まで正しいとは限りません。今回は友人との過去を自分で選び、傘を断る場面で試したんですね。

03

Quality Filter

AIへの依頼文で、質問に未設定の過去が紛れるのを防ぐ

質問を読むときは、今の行動に関係するか、知らない過去を事実扱いしていないか、作者が考える余地があるかを確認する。問いの形でも設定が追加されることがある。

「父に捨てられたのはいつですか」という問いには、父に捨てられたという前提が入っています。その過去を決めていないなら、問いの形であっても設定の追加です。使わずに戻すか、「人に頼るのをためらうきっかけを、何か決めていますか」と確認する形に変えられます。

「なぜ助けを断るのか」も、理由を考えるために使える問いです。広すぎて答えにくければ、「誰の前で」「どんな場面なら」と対象を絞ります。「唯一」「最初に」などの言葉も、その条件を考えたいときだけ使ってください。

もったいない相談例

この主人公の内面設定を全部考えて、魅力的にしてください。

よい相談例

主人公の核:

  • 望み:__________
  • 弱点・ためらい:__________
  • 必要な場面や前提:__________ この主人公の行動を作者が考えるための質問を、最大3問ください。 質問には番号を付け、手掛かりにした記述を短く添えてください。 答えや新しい過去の提案は不要です。未設定の人物・事件を、すでに起きた事実として質問に入れないでください。 材料が足りなければ、確認する問いに分けてください。矛盾や質問を無理に作る必要はありません。

返った質問を読むときは、次を確かめます。

  • 今考えたい行動と関係があるか。遠い趣味や過去の質問なら、今回は使わなくてもよい。
  • 元の材料にない前提を断定していないか。問いの形だけを見て通さない。
  • 作者が考える余地があるか。質問に答えまで含まれていたら、その答えを採用するかは別に決める。

この依頼文は、作者自身が答えを探す練習用です。答えの候補もAIに出してもらう方法を否定するものではありません。その場合も、AIの案と作者が決めた設定は分けて扱います。

04

Practice

主人公深掘りメモに、仮答えと次の行動を残す

選んだ問いに作者が仮答えを書き、次の行動か未定の確認点を残す。傘を差し出す友人を主人公が断る場面は、作者が仮答えを試す架空の作例。

主人公について考えたい問いを一つ選び、作者の仮答えを書きます。必要ならAIに言い換えや追質問を頼めますが、繰り返し質問することは必須ではありません。

まだ答えられない場合は、答え欄に「保留」と理由を書き、最後の欄に次に確かめたい点を残してください。使える質問がなければ、選んだ一問の欄は空欄でも構いません。問いを使わない判断も、このメモに残せます。

実践ワーク

主人公深掘り質問を1枚にまとめる

質問の前提を確かめ、作者の仮答えと次に試す行動を残します。答えが未定なら、保留の理由と次の確認点でも構いません。

固定

決まっている望み・弱点やためらい・必要な場面を、未定のことと分ける。

質問

質問の前提を確かめて一問を選ぶ。どれも合わなければ使わなくてよい。

行動

仮答えを場面で試す。保留なら、理由と次に確かめる点を残す。

生成される実践メモ

入力すると、この記事のワーク結果がノートに貼れる形でここにまとまります。
主人公の望み(作者が決めたもの): ____ 主人公の弱点・ためらい(作者が決めたもの): ____ 質問候補(AIまたは自作): ____ 自分で選んだ一問: ____ 自分の仮答え・保留の理由: ____ 次に試す行動・確かめたい点: ____

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問いを増やしても、主人公の内面は自動で深くならない

三問は比較するための目安で、全部に答える必要はありません。深い人物には重い過去が必要だと決め付けず、いま持っている望みやためらいから、次に考えることを一つ見つけます。

  • 質問が抽象的で答えられない:「誰の前で」「どんな場面で」など、考えたい対象を一つ添える
  • AIがトラウマや診断名を設定として足す:採用せず、キャラクターの過去の作り方で現在の選択に必要な出来事だけを自分で決める
  • 答えは書けたが本文で使えない:キャラクターアークの作り方で、最初の選択と変化後の選択を並べる
  • 実在人物の私生活を材料にしている:個人を特定できる情報は入力せず、関係や葛藤の構造だけに置き換える
  • AIを開きたくない:自分で気になる問いを一つ書く。質問作成をAIに任せることは必須ではない

今日できたもの

この記事で作ったもの
主人公深掘り質問
次に育てる場所
選んだ問いに対する自分の答えを、主人公の選択に変える欄
次の行動
次の場面で主人公が取る行動を書く。まだ決められなければ、次に確かめたい点を残す

ソウマ

趣味を十個足すより、『助けてと言えないのはなぜか』に答えたほうが、次の行動まで見えるんだな。

ミラ

AIが作ったのは問いです。答えと、その答えをどの場面で見せるかは作者が選びました。

アキト

今回は、助けを断る場面で試せた。前後を読んで合わなければ、答えか見せ方を考え直せばいい。

おつかれさまでした

主人公を考える問いと、次の一手を残せた!

質問の前提を確かめ、作者が答えを考えるところまで整理しました。仮答えを場面で試すか、まだ決められない点を残して、次の作業につなげます。

チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。

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