ホーム › 設定シートとの違い: このページでは、作者が質問を決め、AIから受け取った場面や言動の候補を比べます。プロフィールを本文で使う設定に整理する段階なら、先にキャラクター設定シートの作り方で土台を作ってください。
ソウマ
AIにキャラ設定を頼むと、かっこいいプロフィールは出るんだけど、自分の物語から離れるんだよな。
ミラ
それなら、望みと弱点を先に決めましょう。その二つが表れる場面をAIに尋ねて、使えそうな候補を比べます。
アキト
案が増えたら、決めてある設定と照らせ。選ぶ理由まで自分で残すんだ。
Character Core
AIでキャラクター設定を深掘りするときは、核を自分で決める
AIに「魅力的な人物を作って」とだけ頼むと、どんな案が自分の物語に合うのか判断しにくくなります。この記事では、作者が望みと弱点を書き、その二つが表れる場面や言動をAIに尋ねる方法を試します。
既存の設定を変えずに考えたい部分と、新しい案を試してよい部分を分けておくと、返答を比較する基準になります。
練習例:証拠を抱え込む主人公に、どんな場面を試すか
まず作者が決めた核は、次の二つです。
- 望み:失踪した兄の最後の足取りを知りたい
- 弱点:誰にも相談せず、自分だけで証拠を抱え込む
この核を保ち、場面の候補を求めるなら、次のように整理できます。兄の友人と写真は、この練習で試す追加案です。
- AIに聞く一問:この弱点が一番強く出る場面の候補を3つください
- 採用する方向:兄の友人に会う直前、証拠を隠してしまう場面
- 採用する理由:足取りを尋ねたい相手を前にしても証拠を出せず、望みと弱点の衝突を行動で書けるから
- 自分の言葉に直した一文:助けを求めたいのに、またポケットの中の写真を隠してしまう
たとえば「誰にもためらわず写真を配って協力を求める」という案なら、今回は見送ります。成長後の行動には使えても、いまは抱え込む弱点を見せたい場面だからです。案そのものの良し悪しではなく、場面の目的で選びます。
Inner Drive
AIでキャラ設定を深める4手順と、困りごと別の質問例
AIへの渡し方を、次の四段階で組みます。
- 自分が書く核:望み一行・弱点一行。すでに決めた関係や場面の条件も添えます。
- AIに問う層:『この望みと弱点が衝突する場面を3つ』『この弱点を生みそうな過去を1つ』『この主人公が言いそうにないセリフを1つ』など。
- 返ってきた答えを選ぶ:採用・修正・見送りと、その理由をメモに残す。
- 場面の一文に直す:設定や前後の展開に合うかを確かめ、自分の言葉で行動やセリフを書く。合う案がなければ、外れた条件を添えて質問を直します。
キャラクター作りの困りごとに合わせて、一問を選ぶ
「このキャラを深くして」では、どこを確かめたいのかが曖昧です。いま本文で困っていることを一つ選び、質問も一つに絞ります。
- 望みと弱点が設定のまま動かない:「望みがかないそうな直前に、この弱点が出る場面を3つください」
- 相手が変わっても態度が同じ:「この事実を隠す相手と、思わず話してしまう相手を一人ずつ挙げ、態度の違いを示してください」
- 口調の設定が本文に出ない:「同じ頼みを、親しい相手と苦手な相手へ断る短いセリフを一つずつ出してください」
- 作った設定を使う場所がない:「この設定が人物の選択を変える場面と、なくても展開が変わらない場面を一つずつ示してください」
質問には、すでに決めた相手との関係、口調、場面の条件も添えます。新しい相手や過去を提案してよい場合は、その範囲を指定してください。既存設定だけで検討したい場合は、足りない条件を質問として返してもらいます。
返答を読んだら、設定の数ではなく、次の場面で行動・セリフ・選択のどれが変わるかを見ます。どれも変わらなければ、その案は今の本文には足しません。質問例は困りごとに合わせて選ぶ候補であり、すべてを順番に試す必要はありません。
もったいない例を短く直す
- プロンプト:魅力的な主人公を作ってください。問題:核までAI任せになり、自分の物語から離れる。直すなら:望みと弱点を渡し、弱点が出る場面だけ候補をもらう
- プロンプト:詳しいプロフィールを全部出してください。問題:設定量が増え、本文で使う軸が見えない。直すなら:本文で使う行動・口癖・迷いだけ聞く
- プロンプト:このキャラをもっと深くして。問題:深いの基準が曖昧。直すなら:「望みと弱点が衝突する場面を3つ」など一問に絞る
AIの答えは、採用する前に必ず「自分の本文で使える言葉」に戻します。
AIに答えの候補を作らせず、主人公への問いだけを出してもらい、自分で答えたい場合は、AIで主人公を深掘りする方法へ進んでください。
ソウマ
AIの設定をそのまま貼るんじゃなくて、自分の望みと弱点に戻して選ぶんだな。
ミラ
はい。AIの出力は完成品ではなく、選ぶための候補として扱いましょう。
AI Partner
キャラ設定のAIプロンプトに、核・既存条件・一問を入れる
望みと弱点だけでは、物語のどの場面に使う案なのかが伝わらないこともあります。既存の関係や直前の出来事を添え、変えてよい部分を指定しましょう。AIが足した場面や過去は、作者が採用するまでは未確定の候補です。
この練習では、一回に一問を扱います。質問を分けると、どの困りごとに対する返答かを追いやすくなり、候補も見比べやすくなります。
もったいない相談例
この人物の望み、弱点、過去、口調を全部考えて、魅力的なプロフィールにしてください。
よい相談例
主人公の核:
- 望み:__________
- 弱点:__________
既存の設定・関係・今回の場面:__________
新しい案を出してよい範囲:(例:弱点が表れる場面。核は変更しない)
この主人公について、私から1つだけ質問します。
質問:
※回答は3案まで。各案に「入力のどの設定を使ったか」「新しく提案した部分」「次の場面で見える行動」を添えてください。
※指定した範囲の外にある設定は変えず、必要な情報が足りなければ確認したいことを分けてください。
※新しく提案した部分を確定設定として扱わないでください。採用・修正・見送りは私が決めます。
Practice
キャラ深掘りワークに、候補の採否と次の行動を残す
最初に、作者が決めた望みと弱点を書き、質問を一つ選びます。返答の採否と理由を残し、使う案は「次の場面で取る行動」に直しましょう。どれも合わなければ、見送る理由と次に尋ねる条件を残せば、このワークを終えて構いません。
実践ワーク
キャラ深掘りプロンプトを1枚にまとめる
質問を一つ選び、候補の採用・修正・見送りと理由を残します。使う案は次の行動へ直し、見送る場合は聞き直す条件を書きます。
質問を増やしても、人物の深さは保証されない
一問ずつ聞く方法は、作者が決めた核を見失わずに候補を読むための整理法です。返答の独自性や人物の深さを保証するものではなく、AIが足した過去や性格を採用する必要もありません。とくに、弱点を病名やつらい体験だけで説明する案は、深掘りではなく安易な決め付けになり得ます。
- 望みと弱点そのものが決まらない:キャラクター設定シートの作り方で本文に使う情報を絞り、キャラクターの目標の作り方かキャラクターの弱点の作り方で核を一つずつ作る
- 返答が過去の傷や診断名を勝手に足す:人物の説明として採用せず、現在の場面で取る選択と、その結果に問いを戻す
- 三案とも自分の物語から離れている:無理に選ばず、外れていた条件を一文にして質問を作り直す
- 実在する人の経歴や私的情報を下敷きにしている:個人が分かる情報は入力せず、必要なら関係性や葛藤だけを抽象化する
- AIを使わずに深めたい:同じ一問を自問としてノートに書き、答えを次の場面の行動に変える。AIへの送信は完了条件ではない
今日できたもの
- この記事で作ったもの
- キャラ深掘りプロンプト
- 次に育てる場所
- AIの候補を採用・修正・見送りに分け、理由と次に試すことを残す欄
- 次の行動
- 返答を採用しない条件も書き、次の場面で見える選択に直す
ソウマ
質問を百個増やすより、『この人が次の場面で一回だけ嘘をつく理由』が見えたほうが、ずっと書けそうだ。
ミラ
その理由は作者が選びました。AIの返答は候補のまま残し、使う部分だけを設定と場面に反映しましょう。
アキト
プロフィールを一行増やす前に、その嘘をつく場面を一つ書け。それで人物は動く。
おつかれさまでした
人物の核を守る質問を残せた!
望みと弱点、AIに渡す一問、候補の採否を分けました。使う案は設定と照合して次の場面へ。見送るなら、外れた条件を一つ添えて質問を直してください。
チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。
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