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コマにしやすい場面整理
漫画原作・ネーム前のプロットの作り方
この記事の結論
ネーム前のプロットは、説明をコマで見える要素へ分けておく作業です。心情を長く語る前に、1コマ目で何が見えるかを決め、絵・表情・手の動き・セリフ配置を場面ごとに整理します。ここまで作れば、ネームに移るとき絵へ渡せる材料が手元に残ります。
この記事でわかること
- 小説文を、コマで見える情報へ分けられる
- 絵・表情・手の動き・セリフ配置を整理できる
- 漫画向けシーン表を作って、ネーム前の材料を残せる
ソウマ
漫画原作を書こうとすると、つい小説みたいに心情を長く説明しちゃう。絵にする人が困りそう。
ミラ
まず、コマで見えるものに分けましょう。表情、手、視線、小物があると、絵へ渡しやすくなります。
コトハ
言葉で説明したい気持ちも、どのコマのどの動きに置けるか考えると扱いやすくなります。
Scene
漫画原作は、1コマ目に見えるものから考える
漫画原作向けにシーンを書くとき、小説のように内面を長く説明すると、コマに変換しづらくなります。漫画では、読者はまず絵を見ます。だから原作側でも、場面を「見えるもの」「聞こえるセリフ」「コマとコマの変化」に分けておくと伝わりやすくなります。
最初に決めるのは、1コマ目の絵です。場所、人物の姿勢、手元、小物、視線の向き。これらを一文で書けると、場面の入口ができます。心情は、その絵に入る表情や動作として後から置きます。
小さな例:謝れない場面を4コマに分ける
1コマ目:廊下の端で、ソウマが封筒を両手で持っている
2コマ目:相手の背中が遠ざかり、ソウマの足だけが止まる
3コマ目:封筒の角が少し折れるほど、指に力が入る
4コマ目:ソウマが小さく「待って」と言う
「謝りたいのに言えない」と説明する代わりに、距離、手元、短いセリフで場面を進めます。
Visual Story
絵・表情・手の動き・セリフを分けて書く
次の手順で、シーンを漫画原作向けに整理します。
- 場面の目的を一行で決める:謝る、秘密を見つける、別れを決めるなど。
- 1コマ目の絵を書く:場所、人物、目立つ小物を一文にする。
- コマごとの変化を書く:距離が縮む、手が止まる、視線が外れるなど、絵の差分を作る。
- セリフはコマに紐付ける:誰が、どのコマで、どの長さで言うかを決める。
- 説明は補足に回す:絵にできない背景は、必要な場合だけ短い注記にする。
漫画の読み順を意識する場合は、右上から左下へ視線が流れる前提で、重要な表情や手元を置く位置も考えます。原作段階では細かいレイアウトまで決めきらなくても、「このコマで何を見せたいか」がわかれば十分です。
ソウマ
心情を全部説明しなくても、手元や距離で伝えられるんだな。
アキト
漫画原作では、感情名より絵にできる差分を残せ。描く人が拾える材料になる。
AI Partner
AIには、小説文をコマの候補へ分けてもらう
AIに「漫画原作を書いて」と丸ごと頼むと、セリフが多くなったり、絵にしづらい説明が残ったりします。使うなら、小説形式の一場面を、コマごとの見える要素へ分ける補助にします。
返ってきた案は、ネームの決定稿ではありません。どのコマが弱いか、セリフが長すぎないか、同じ絵が続いていないかを確認し、自分の漫画向けシーン表へ置き直しましょう。
もったいない相談例
このシーンを、私の判断なしで漫画原作として完成させてください。
よい相談例
シーンの本文(小説形式):__________
このシーンを4コマに分けるなら、各コマで見せる『絵』を一行ずつ提案してください。
※セリフより視覚情報を優先してください。
※同じ表情や同じ構図が続く場合は指摘してください。
Practice
漫画向けシーン表を使って、コマになる変化を置く
ネーム前のプロットの仕上げとして、漫画向けシーン表を作ります。見る場所は、漫画にしやすい場面を、コマの動きで整理する欄です。説明を増やすより、今の自分が見せたい変化を1つ決め、始まり・反応・決めゴマへ分けるところまで書けるかを試します。
実践ワーク
漫画向けシーン表を1枚にまとめる
場面の目的、1コマ目の絵、2〜4コマ目の変化、セリフを置くコマ、絵で伝えたい感情を書きます。ネーム前に、絵へ渡せる材料を整理するための表です。
チェックリスト
- 場面の目的を一行で書いた
- 1コマ目に見える絵を決めた
- コマごとの変化を作った
- セリフを置くコマを決めた
- 心情説明を、表情・手元・距離・小物のどれかへ置き換えた
今日できたもの
- この記事で作ったもの
- 漫画向けシーン表
- 次に育てる場所
- 漫画にしやすい場面を、コマの動きで整理する欄
- 次の行動
- 見せたい変化を1つ決め、始まり・反応・決めゴマへ分ける
ソウマ
コマになる変化を置くだけなら、本文に戻す場所も少し見えてくる。
コトハ
ここまでで十分です。漫画向けシーン表には、あとから「コマになる変化を置く」場所がちゃんと残っています。
アキト
ここで止めていい。漫画原作の場面を、説明ではなく絵になる流れにできるだけの材料は揃った。
おつかれさまでした
漫画向けシーン表を残せた!
漫画向けシーン表には、「コマになる変化を置く」ための判断が残っています。次に開くときは、見せたい変化を1つ決め、始まり・反応・決めゴマへ分けるところから続けてください。
チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。
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