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AIに壁打ちしたいけど、聞き方が雑だと長い答えばかり返ってくるんだ。
ミラ
この記事でAIに任せるのは候補出しです。何を守り、何を決めたいかを先に分けましょう。
アキト
質問が広いと、答えも散る。一問に絞れ。
この記事はAI×創作シリーズの1本です。全体の手順は「AIで小説・物語を作る方法まとめ」にまとまっています。
AI Basics
AIと小説を壁打ちする前に、材料・問い・採用条件を決める
AIに小説のプロットを壁打ちで相談するとき、質問が広いと、どの返答を見ればよいか決めにくくなります。この記事ではAIの担当を候補出しまでに絞り、返答を読む前に採用条件と見送り条件を作ります。
前提・問い・出力形式の三段は、短い相談を作るための基本形です。原稿があれば版と対象場面を添え、まだ原稿がなければ日付や名前を付けたメモで構いません。確定していない点も分けておくと、あとでAIの提案と作者の設定を比べられます。
候補を読むときは、元のメモのどこに基づくか、何を新しく仮定したかを確かめます。今回は既存人物から頼る相手を選ぶ例ですが、新しい人物案を求めたいなら、その範囲も依頼文に書きます。壁打ちのたびに、同じ禁止条件を使う必要はありません。
Prompt Craft
AI壁打ちのプロンプト例:前提・問い・出力形式と候補の比較
まず、次の三段で質問を作ります。
- 前提:今回の判断に必要な元メモ、確定事項、未決定のこと。
- 問い:何を選びたいか。迷うなら、まず一つに絞る。
- 出力形式:候補の数や長さ、根拠の示し方など、比べやすい形。
次は記事用の架空のメモを使った、依頼文の例です。今回は「すでに登場する人物から、教室の次の場面につながる相手を選びたい」を作者の採用条件にします。
よい相談例
【元メモ v1:卒業式前夜の教室】
- 中学生の主人公はふだん人に頼らないが、今回は一度だけ助けを求める。
- 同級生と卒業委員の準備を教室でしている。
- 現在の担任と昔の担任も登場する。昔の担任との現在の関係は未定。
- 主人公は家族には頼らない。頼みたい内容は未定。
【問い】同級生・現在の担任・昔の担任から、主人公が頼る相手の候補を挙げてください。
【採用条件】教室の次の場面につながる相手を考えたいです。
【守る条件】今回は新しい人物や過去を足さず、未定の関係を事実として埋めないでください。結末は不要です。
【出力形式】最大3案。各案を「相手/元メモの短い引用/次に確認したい点」の一行にしてください。材料がなければ不足と書き、無理に候補を作らないでください。
返答を読むときは、次のように元メモへ戻して確かめます。この表は説明用の整理例で、実際のAI出力ではありません。
| 相手候補 | 元メモにあること | まだ決めていないこと |
|---|---|---|
| 同級生 | 「同級生と卒業委員の準備を教室でしている」 | 何を頼むか、その相手に頼みたい理由 |
| 現在の担任 | 「現在の担任と昔の担任も登場する」 | 教室の場面にどう関わるか、主人公との信頼関係 |
| 昔の担任 | 「昔の担任との現在の関係は未定」 | 今も連絡を取っているか、何を相談できる相手なのか |
作者が同級生を試すなら、「すでに教室で準備をしているので、そのまま呼び止める場面を書いてみたい」が理由になります。ただし、何を頼むかは未定です。次は、頼みたい内容と、それを口にしにくい理由を考えます。
担任に頼る案が劣っているという意味ではありません。「先生だから信頼している」「昔の担任だから恩がある」といった関係は、元メモからは分かりません。別の場面を書きたくなったら、その関係を作者が決めて再検討できます。
ソウマ
同級生を選ぶ理由は書けた。でも、何を頼むかまで決まったわけじゃないんだな。
ミラ
はい。候補の名前と、元メモの根拠と、まだ決めていないことを分けると、次に考える場所が見えます。
Quality Filter
小説の壁打ち用テンプレートに、固定する条件と提案範囲を書く
出力形式を指定すると、返答の長さや並びを比較しやすくなります。ただし、指定どおりの形式や内容が必ず返るわけではありません。外れた部分は使わず、決めたい問いに答えている候補だけを読みます。
「1プロンプト1問」は、迷うときに判断を小さくするための目安です。二問が強く結びつく場合まで機械的に分ける必要はありません。まず何を決めたいかが読み取れる依頼文にします。五要素で詳しく組みたい場合は、AIプロンプトの基本構造も使えます。
もったいない相談例
この設定で面白い展開を作って、次に書くシーンも決めてください。
よい相談例
原稿やメモの名前・版・対象場面:__________
確定事項/未決定:__________
前提となる材料:__________
今回選びたいこと:__________
採用する条件:__________
固定する部分/提案してよい範囲:__________
出力形式:__________(例:最大3案、候補・根拠・確認点を一行ずつ)
※元メモの記述と、新しく仮定したことを分けてください。
※不足する情報は事実として補わず、確認する問いに分けてください。
相談が広がりすぎたときの見直し方:
- 展開の決定まで任せてしまった:作者が選びたいなら、決定前の候補として出してもらう。
- キャラ・展開・結末を同時に変えて比較できない:今回はどの判断から始めるかを決める。
- 長文になり選びにくい:最大3案、一行ずつなど、受け取りたい形を添える。
- どの設定を使った返答か分からない:原稿名やメモの日付・版、対象場面を示す。
Practice
AI壁打ちの記録に、候補の根拠・採否・次の一手を残す
今回の壁打ちで決めたいことを一つだけ書き、返答を採用する条件と見送る条件も先に置きます。返答後は、元メモに基づく部分、新しい仮定、不足情報を分けて記録します。採用案がなくても、「何が足りなかったか」が分かれば一往復は完了です。
まだ送らない場合は、依頼文を組んだところで保存して構いません。全案を保留・見送りにした場合も、理由と次に確かめたい点を残せます。「自分の物語に戻した一文」の欄を無理に埋める必要はありません。
実践ワーク
壁打ちプロンプトを1枚にまとめる
原稿の版、確定事項、今回の問い、採用・見送り条件を先に書きます。返答の根拠と不足を分け、採用・保留・聞き直しを記録します。
一問に絞っても、返答は正解にならない
この壁打ちプロンプトでできるのは、今の判断に必要な候補を読み比べやすくするところまでです。三段で聞いても、前提にない設定や似た候補が返ることはあり、採用すべき案が必ず含まれるわけではありません。一往復ごとに、採用・見送り・聞き直しを作者が決めます。
- 今回使いたい候補がない:無理に選ばず、条件が合わないのか、判断する材料が足りないのかを分ける
- 次に何を聞くか自体が分からない:創作で使えるChatGPTプロンプト集で、止まっている工程から一問を探す
- 複数のプロット全体を同じ軸で比べたい:AIでプロット案を比較する方法で、比較項目を固定して並べる
- 返答に歴史・制度・科学などの事実が混ざる:創作候補と事実確認を分け、必要な情報は一次・公式資料で確かめる
- 原稿や実在人物の情報をどこまで渡すか迷う:固有名や私的情報を外した要約で試し、利用サービスの入力データの扱いを確認できないなら送らない
今日できたもの
- この記事で作ったもの
- 壁打ちプロンプト
- 次に育てる場所
- 自分の場面について、候補の根拠と未決定の点を分けた記録
- 次の行動
- 原稿の版と確定事項を書き、採用・見送り条件を一つずつ決める
ソウマ
今回は相手を選びたいんだったな。何を頼むかは未定のまま、同級生を試す理由を残せた。
ミラ
さらに採用条件も先に書けました。返答の量ではなく、決めたいことが進んだかで壁打ちを終えられます。
アキト
返答が合わなければ、使わなくていい。材料と問いを見直して、次に確かめることを決めろ。
おつかれさまでした
判断に戻れる壁打ちメモを残せた!
相談前の材料と条件をそろえました。試した場合は、候補の根拠と不足を分け、採否を記録できます。まだ送らない場合も、基本形を保存しておけます。
チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。
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