AIと物語を作る

工程別の質問カードの作り方

創作で使えるChatGPTプロンプト集

創作の工程に合う問いを選び、作品の前提を添える。返答から使いたい案や保留理由を考え、自分の仮答えと次の一手を残す。

この記事の結論

創作の相談は、今止まっている工程に合う問いから始めましょう。アイデア・キャラクター・プロット・シーン・仕上げの5つの依頼例から選び、作品の材料を入れて使います。返答を読んだ後は、使いたい案や次に確かめることを自分の質問カードに残します。

ミラ アキト コトハ ソウマ
難易度
初心者
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14分
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最終更新日

この記事でわかること

  • 5工程の依頼例に、自分の作品の材料を入れられる
  • 今の詰まりに合う問いと、採用する条件を選べる
  • 問いへの仮答えや次の確認点を、カードに残せる
#AI#質問リスト#壁打ち

ソウマ

質問リストが多いほど便利そうだけど、全部AIに投げたらまた迷いそうだな。

ミラ

候補を出してほしいのか、今ある文章を確かめたいのか。工程に合わせて、使うカードを選べますよ。

アキト

まず、今どこで止まってる? そこに答える問いから始めよう。

この記事はAI×創作シリーズの1本です。全体の手順は「AIで小説・物語を作る方法まとめ」にまとまっています。

01

AI Basics

創作向けChatGPTプロンプトは、詰まっている工程から選ぶ

候補がほしいときと、今ある材料を点検したいときでは頼む作業が違う。今止まっている工程から問いを選び、必要な材料を添える。

「主人公が誰に助けを求めるか決まらない」と「助けを求めるセリフが長い」では、頼みたい作業が違います。前者なら相手の候補、後者なら対象のセリフを示した見直しが役立ちます。

まずは、今日確かめたいことを一つ選び、その問いに必要な材料を添えるところから始めます。AIには、案を出してもらうことも、既存の材料を整理・点検してもらうこともできます。返答をどこまで採用するかは、作品で描きたいことに照らして決めましょう。

このページの5つの依頼例は、自分用の質問カードを作る出発点です。全部使ったり、先に大量の問いを用意したりする必要はありません。関連する確認が増えたら、返答を読んでから続けて聞いても構いません。

02

Prompt Craft

創作で使えるChatGPTプロンプト5選|工程別の依頼例

アイデアは種を広げ、キャラクターは頼る相手を考える。プロットはつながり、シーンは感情の表し方、仕上げは文章の重複を確かめる。

以下は編集上の依頼例です。実際のAI出力ではありません。空欄には、自分が入力してよいと判断した材料だけを入れます。未定の設定は「未定」と書き、候補数や出力の形は必要に応じて変えてください。

1. アイデア:物語の種から候補を広げる

よい相談例

物語の種:__________ 変えたくない前提:__________ 新しく提案してよい範囲:__________ この種から、主人公が困る出来事を最大3案出してください。 各案に「元の前提をどう使ったか」「新しく足した設定」を添えてください。 未定の設定は、確定事項として扱わないでください。

案を比べる前に、「この望みを残したい」などの採用条件を一つ置きます。詳しくはAIで物語のアイデアを広げる方法へ。

2. キャラクター:主人公が頼る相手を考える

よい相談例

主人公の望み:__________ 助けが必要な場面:__________ 登場人物と、決まっている関係:__________ 新しい人物を提案してよいか:__________ この場面で主人公が助けを求める相手を、最大3案出してください。 相手の候補と理由を分け、新たに仮定した関係は明記してください。

相手を決めた後で、頼みにくい理由を考えることもできます。内面を質問で掘り下げたい場合はAIで主人公を深掘りする方法へ。

3. プロット:出来事のつながりを点検する

よい相談例

番号付きの出来事メモ:__________ 意図した偶然や省略があれば:__________ 前後のつながりを確認したい箇所があれば、該当する記述を引用してください。 メモに書かれていることと、判断に必要な未記載の情報を分けてください。 新しい出来事で穴を埋めず、問題が見当たらなければその旨を答えてください。

指摘された点は元のメモと照合します。意図した偶然や、本文で説明する予定の省略まで直す必要はありません。AIでプロットを作成・整理する方法に確認例があります。

4. シーン:感情の表し方を比べる

よい相談例

対象の短い場面:__________ 人物の感情と、その前後に起きたこと:__________ 視点・残したい動作や物:__________ この場面に合う感情の表し方を最大3案出してください。 感情名を使う案と、動作や物で伝える案を比べたいです。 原文にない設定を足した場合は、その部分を明記してください。

動作に置き換えることが常に正解ではありません。速く読ませたい場面では感情名を残す選択もあります。感情描写の書き方で使い分けを確認できます。

5. 仕上げ:文の重複を確かめる

よい相談例

対象の文章:__________ 意図して残したい反復や語り口:__________ 意味が重なる箇所があれば、原文を引用して理由を説明してください。 修正案を出す場合は、意味・事実・視点を変えないでください。 修正が不要だと思う箇所は、そのままでよいと答えてください。

短くなっても、人物らしさやリズムが失われていれば採用しない判断ができます。まず該当箇所を読み直し、そのまま残すか、提案を使うかを決めます。

ミラ

同じカードでも、渡す場面や残したい条件を変えれば、自分の作品に合わせられます。

アキト

返答に自分の設定と違うところがあったら、そこは採用を待とう。全部保留でもいい。

03

Quality Filter

選んだプロンプトの対象を絞り、返答から自分の仮答えを作る

卒業式前日の主人公が誰に頼るかを考える作例。同年代に頼る場面を描きたいという条件から友人を仮に選び、困りごとの内容と言い出せない理由を次に考える。

ここからは架空の創作メモを使います。主人公は中学の卒業式を翌日に控えており、「誰かに助けを求める場面」を書きたいとします。何の助けが必要か、誰に頼むかはまだ未定です。

「人物を深めて」だけでは、外見・過去・関係など、どこを考えるか定まりません。まず「この場面で、主人公は誰に助けを求めるか」を今日の問いにします。

もったいない相談例

この主人公を、もっと深いキャラクターにしてください。

よい相談例

主人公は、卒業式を翌日に控えた中学生です。 それまで一人で抱えていた困りごとについて、同年代に頼る場面を描きたいです。 困りごとの内容と相手は未定です。相手になる人物の新規提案は可能です。 助けを求める相手を最大3案出し、理由と新しく仮定した関係を添えてください。 困りごとの内容は決めず、判断に必要なら確認点として残してください。

この例では、作者が「同年代に頼る姿を描く」という条件を置きました。先生や家族を相手にする作品も成立しますが、今回はこの条件に合わせて候補を読みます。

たとえば「同じクラスの友人」という案を仮に選んだなら、作者のカードには次のように残せます。これは使い方を示す作例で、実際のAIの返答ではありません。

仮答え:同じクラスの友人に頼る。理由は、同年代に弱さを見せる場面を描きたいから。次は、何の助けが必要で、なぜその友人に言い出せないのかを決める。

仮答えは、そのまま小説の一文になるとは限りません。 次の設定を決めるメモにも、場面の行動を書く手がかりにもなります。候補が合わなければ、採用せずに理由と確認点だけ残して構いません。

依頼文そのものが分かりにくい場合は、「この一問の対象と依頼範囲が伝わるように書き直してください。設定の追加は不要です」とAIに頼む方法もあります。これは任意の準備で、毎回、問いの書き直しから始める必要はありません。

04

Practice

今日の質問カードに、プロンプト・採用条件・次の一手を残す

質問カードに工程と問い、必要な前提、採用条件を書く。使わない答えや未定の点、自分の仮答えと次の一手も残せる。AIへ送る前でも保存できる。

いま止まっている工程と問いを書き、必要な前提を添えます。返答を受け取ったら、使いたい答えと理由、次の一手を残しましょう。まだAIに送っていない場合は、問いと材料だけ保存しても構いません。

実践ワーク

今日使う質問カードを1枚にまとめる

今の詰まりに合う問いと前提をまとめます。仮答えが出たら次の行動へ、決められなければ次の確認点へつなげます。

選ぶ

止まっている工程から問いを選び、必要な材料を添える。

判断

採用する条件を置く。合わなければ全案保留でも構わない。

次へ

仮答えから行動や確認点へつなぐ。未送信なら問いと材料だけ保存できる。

生成される実践メモ

入力すると、この記事のワーク結果がノートに貼れる形でここにまとまります。
工程と、今日の問い: ____ 前提・対象の人物や場面: ____ 答えや候補を採用する条件: ____ 使わない答え・未定のまま残す点: ____ 自分の仮答え・次の一手: ____

全部埋めなくて大丈夫。1行だけでも保存できます。

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質問カードが役立たないときの見直し方

カードは、使った数で完成度を測るものではありません。役立った問いだけを残し、作品や工程が変わったら材料を入れ替えて使います。

  • 答えが広すぎる:対象の人物・場面・直したい一文を添え、質問の範囲を狭める
  • カード作りだけが続く:新しい質問を増やす前に、今の問いに仮答えを書く。答えられない場合は、不足している材料を一つ確認する
  • 返答に新しい設定が混ざる:元からある設定と提案を分け、採用してよいか自分で判断する
  • 今どの工程で止まっているか分からない:ChatGPTで小説・物語を作る方法で、候補出し・整理・検査のどれが必要かを先に分ける
  • 問いは決まったが、依頼文に整理できない:AIプロンプトの基本構造で、前提・問い・制約・出力形式に置き直す
  • AIを開かずに考えたい:質問カードをそのまま紙やノートの自問として使う。AIに送ることは、このワークの完了条件ではない

今日できたもの

この記事で作ったもの
今日の質問カード
次に育てる場所
選んだ一問への仮答えと、次の行動・確認点の欄
次の行動
仮答えをもとに場面を進める。未定なら、足りない設定を一つ確認する

ソウマ

カードをそろえるのが目的になってた。今日は相手の候補を選んで、何を頼む場面か考えてみる。

ミラ

残りの質問は捨てなくて大丈夫です。工程が変わったときのために伏せておきましょう。

アキト

それでいい。答えが決まらない日も、何が足りないか分かれば、次に考える場所は残せる。

おつかれさまでした

今日使う質問カードを一枚選べた!

現在の詰まりに合う問いと、その前提をまとめました。返答から仮答えを選ぶか、足りない情報を確認し、次に考えることや書く場面へつなげましょう。

チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。

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