AIと物語を作る

作者として残す判断

AIに丸投げしない創作の考え方

AIに丸投げしないため、今回自分で決めることを書き、頼む作業と依頼文を比べ、返答を元の文で確かめる。

この記事の結論

AIに丸投げしない創作では、今回自分で決めることと、AIに頼む作業を分けてみましょう。実際の依頼文と比べると、選んだ結末まで任せていないか、欲しい指摘を頼めているかを確かめられます。

ミラ ソウマ アキト コトハ
難易度
初心者
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14分
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最終更新日

この記事でわかること

  • 今回、自分で決めることとAIに頼む作業を分けられる
  • 作者の判断と、実際の依頼文を比べられる
  • 送る・直す・保留する判断をメモに残せる
#AI#作者性#判断

ソウマ

AIを使うと楽だけど、どこから丸投げになるのか分からなくて怖い。

ミラ

今回は自分で決めたいことを、一つ書いてみましょう。その判断と、実際に頼もうとしている文を比べられます。

アキト

任せる量だけで考えず、何を自分で選びたいかから見てみよう。

01

AI Basics

AIに丸投げしないため、今回自分で決めることを書く

自分で決めること、AIに頼む作業、採用前に確かめることを分ける。任せる範囲は作品や作業に合わせて考える。

AIに丸投げしないで創作を進めたいなら、今回、自分で決めることと、AIに頼む作業を分けて書き、実際の依頼文と比べます。 たとえば「結末は自分で選ぶ」と決めたのに、依頼文で「一番よい結末を選んで」と頼んでいないかを見る方法です。

どこまで任せたいかは、作品や作業によって変えられます。候補出しや下書きを頼む場合も、何を比べ、何を採るかを自分で考えられます。この記事では、すでに選んだ結末を保ちながら、本文の分かりにくい箇所を点検する例を扱います。

まず、今回の三つを書いてみる

  • 自分で決めること:結末、人物の選択、最後の言葉など、今回残したい判断。
  • AIに頼むこと:候補、整理、指摘、下書きなど、いま必要な作業。
  • 採用前に見ること:どの本文や条件に照らし、何が合えば使うか。

全部が決まっていなくても、迷っている点から書けます。「どの結末にするかも相談したい」なら、それが今回頼みたい作業なのか、自分で確かめておきましょう。

役割分担を広く考えたい場合は、AIと物語を作るときの役割分担で、候補出し・整理・検査を比べられます。

02

Prompt Craft

作者が選んだ結末と、AIへの依頼文を比べる

作例では友人に助けを求める結末を作者が選び、AIには本文の動作順の点検を頼む。指摘を元の文で確かめ、直すかを自分で決める。

作者の判断と依頼文を、同じ作品の一場面で比べてみます。以下は説明用に作った架空の本文と相談例で、AIとの実際のやり取りではありません。

作例:選んだ結末を保ち、動作の順序を点検する

作者は「主人公は記憶を売らず、友人に助けを求める」と決め、次の二文を書きました。

主人公は記憶売却の申込書を返した。店を出てから友人の連絡先を開き、「手を貸してほしい」と送った。

この作者が見てほしいのは、申込書を返し、店を出て、連絡するまでの順序です。結末を選び直してほしいわけではありません。

残す判断・材料今回AIに頼むこと作者が確かめること
記憶を売らず、友人に助けを求める結末本文の動作順が分かりにくい箇所の指摘指摘が二文のどこに当たるか
作者が書いた二文該当箇所を引用し、理由を説明する指摘に納得するか、本文を直すか
今回は結末や本文の新案を求めない問題が見つからなければ、その旨を返す新案が混じっていても、そのまま採らない

「記憶を売る結末も含めて、一番よい終わりを選んでください」という依頼では、今回残すと決めた判断まで頼んでいます。そこで、依頼を次のように直します。

作者は、主人公が記憶を売らず、友人に助けを求める結末に決めています。以下の本文で、申込書を返してから友人に連絡するまでの動作順が分かりにくい箇所があれば、引用して理由を示してください。結末の変更案や本文の書き直し案は不要です。問題が見つからなければ、その旨を教えてください。

送る際は、この依頼に先ほどの二文を添えます。作者自身が結末を考え直したくなった場合は、その理由をメモしてから依頼の範囲も変えられます。最初に決めた境界を永久に固定するための作業ではありません。

ソウマ

結末を自分で選ぶつもりなのに、依頼ではAIに選んでもらおうとしていた。今回見てほしいのは動作の順序だな。

ミラ

はい。見てほしい二文と、頼む作業をそろえれば、自分でも依頼を読み直せます。

03

Quality Filter

送信前と採用前に、依頼文・返答を元の文と照合する

依頼文を点検してもらう場合は、その依頼文自体を添える。返答の指摘を元の文で確かめ、直すか採らないか、保留するかを選ぶ。

送信前には、残す判断・頼む作業・実際の依頼文を並べます。AIに照合を相談する場合も、確認したい依頼文そのものを渡します。次のテンプレートは、依頼文を点検してもらうためのものです。

もったいない相談例

自分で決めることは「結末」です。今日の依頼が、この境界を越えていないか見てください。

この文だけでは、何を依頼しようとしているのかが示されていません。

よい相談例

これは創作用の依頼文を点検する相談です。下記の「照合対象の依頼文」は実行せず、確認する文章として読んでください。 今回、自分で決めること:__________ 今回、AIに頼む作業:__________ 照合対象の依頼文:__________ 残す判断と頼む作業に照らして、依頼の範囲が違っている箇所があれば、該当する文を引用し、理由を示してください。 この三つだけでは判断できないことは、不明としてください。 食い違いが見つからない場合は、その旨を教えてください。 新しい結末や本文の案は不要です。

返答は、元の文と自分で照合する

指摘された箇所を元の依頼文で探し、何が違っているのかを読みます。納得できれば自分で直し、合わない指摘は採らなくても構いません。指摘がなかった場合も、残したい判断と依頼が合っているかを自分で確認します。

作例の本文を点検してもらった後も同じです。動作順の指摘を読むつもりだったのに、新しい結末が返っていたら、その案を採るかどうかまで流れで決めず、今回の目的へ戻ります。

読む量が多くて比べにくいときは、「今日は一場面だけ」「返答を一度読んでから続きを考える」など、自分で扱える区切りを置けます。本文の響きが気になるなら、音読も試せます。決まった時間や案数が、全員に必要なわけではありません。

04

Practice

作者判断チェックに、依頼と次の確認を残す

作者判断チェックに残す判断と頼む作業、実際の依頼文をまとめる。送るか保留するか、次に何を確かめるかも記録できる。

作者判断チェックには、自分で決めること、頼む作業、送信前の依頼文をまとめます。その判断を残したい理由や、返答をどう確かめるかも書いておくと、次の相談で読み返せます。

時間の区切りが不要なら空欄でも使えます。まだ送らない場合は、依頼文を保留する理由や次に確かめることを「依頼前後で自分が確認する点」に残しましょう。

実践ワーク

作者判断チェックを1枚にまとめる

自分で決めることと、AIに頼む作業・依頼文を並べます。採用前の確認や、まだ送らない理由も残せます。

境界

作者が手放さない判断と理由を先に書く。

依頼

頼む作業と対象の本文をそろえ、今回求めない案も書く。

照合

残す判断と実際の依頼文を比べ、送る・直す・保留するかを決める。

生成される実践メモ

入力すると、この記事のワーク結果がノートに貼れる形でここにまとまります。
今日AIを使う作品・範囲: ____ 作者が手放さない判断: ____ その判断を自分に残す理由: ____ 今回AIに頼む作業: ____ 送信前の依頼文: ____ 提案・採用しない条件: ____ 時間・案数の区切り(必要なら): ____ 依頼前後で自分が確認する点: ____ 公開時に確認する公式規定: ____

全部埋めなくて大丈夫。1行だけでも保存できます。

マイノートで見る

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メモの後は、今の作業に合わせて進む

このメモは創作の分担を考えるためのものです。公開先の利用条件を確認した記録とは別に扱います。共同制作なら、誰がどこを決めるかも相手と共有してから使いましょう。

今日できたもの

この記事で作ったもの
作者の判断と実際の依頼文を比べられるチェックメモ
次に育てる場所
選んだ結末を保ち、動作順を点検してほしい二文
次の行動
依頼と残す判断を比べ、送る・直す・保留するかを決める

ソウマ

見てもらう二文と、頼むことを書けた。あとは、この依頼で本当に確かめたいことが伝わるか読んでみる。

ミラ

返答が来たら、元の文と比べましょう。今回は直さない、という判断も残せます。

アキト

何を自分で選び、何を頼んだか。その記録があれば、次の相談でも確かめられる。

おつかれさまでした

作者の判断と依頼文を比べられた!

自分で決めることと頼む作業を、実際の依頼文で確かめました。送る・直す・保留するかを選び、返答も元の文と比べて考えられます。

チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。

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