はじめてのストーリー作り

物語作りで迷わないために

創作初心者が最初にやりがちな失敗

創作初心者が手を止めたときは、今日の目的と実際の作業を比べる。設定追加・動機・冒頭の修正の3候補と照らし、一致しない場合や情報不足も残して、次に試す一手や確認を選ぶ。

この記事の結論

創作初心者がつまずいたときは、設定追加・主人公の動機・冒頭の修正という3つの候補から、止まった作業を点検できます。今日の目的と手元の記録を比べ、合う候補があれば試す一歩を選びましょう。まだ分からない場合は、次に確かめたいことを残せます。

コトハ ソウマ アキト ミラ
難易度
初心者
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14分
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最終更新日

この記事でわかること

  • 作業が止まったときの3つの点検候補がわかる
  • 手元の原稿がどの候補に近いか比較できる
  • 今日やらないことと、代わりに進める一歩を決められる
#初心者#失敗回避#学習順

ソウマ

設定ノートは10ページあるのに、主人公の欄だけ空白なんだ。これ、もう失敗してる?

コトハ

失敗とは限りません。今日は手元の状態を三つの候補と比べて、次の一歩を一つ作ります。

アキト

今どの場面を書きたい? 主人公の行動で迷っているなら、何を望むのか一つ仮に置いてみよう。

01

Story Basics

創作初心者が止まる理由を、才能不足と決めない

設定の盛りすぎ・動機不足・完璧主義は、このページで使う作業の点検候補。才能や性格を診断する分類ではなく、合わない場合、情報不足、複数が重なる場合も分けて残す。

創作で手が止まったら、まず「今日は何を書くつもりだったか」と「実際には何をしていたか」を並べます。作業が進まなかったことだけで、才能や性格は判断できません。

設定、主人公、構成、文章、タイトル。どれを先に考えるかは、作品や書き方によって変わります。困っている作業があるなら、いったん範囲を小さくして見てみましょう。

この記事では、作業が止まったときに点検しやすい三つの候補を扱います。

  • 設定の盛りすぎ
  • 主人公の動機不足
  • 完璧主義

この三つで原因がすべて分かるわけではありません。「完璧主義」も、ここでは冒頭の修正を繰り返す作業を振り返る言葉として使い、人の性格を判定しません。

手元の状態がどれに近いか、どこが一致しないかを確かめ、今日試すことを選びます。三つとも違う場合と、まだ情報が足りず分からない場合も分けて残せます。

02

Patterns

創作初心者の3つの点検:設定追加・動機・冒頭の修正

設定追加で本文の時間や使う範囲を決められないときは、今の場面で使う部分を選ぶ。作者が人物の行動で迷うときは望みを仮置きする。冒頭の修正を繰り返すときは続きを書く範囲と推敲の時を分ける。

このページで扱う点検候補は次の三つです。

  1. 設定の盛りすぎ:本文を書きたい日に設定を追加し続け、書き始める時間や使う範囲を決められない状態。ページ数だけでは判断しません。世界設定そのものを作る日なら、追加も目的に合う作業です。試す一手は、次の場面で使う設定を選ぶこと。部屋や持ち物など、目の前の場面から考えます。

  2. 主人公の動機不足:作者自身が、その場面で人物が何を望む・守る・避けるか決められず、次の行動で迷う状態。巻き込まれる展開や、読者へ理由をまだ明かさない構成も選べます。試す一手は、今ほしいものか避けたいことを一つ、作者用のメモに仮置きすることです。

  3. 完璧主義に見える冒頭の修正:続きを書く予定だったのに、一ページ目の修正を繰り返している状態。推敲する日なら、修正そのものは目的に合っています。試す一手は、仮の文で進める範囲と、冒頭を見直すタイミングを分けることです。

作例:作業記録と3つの候補を比べる

次は、説明のための架空の記録です。作者は今日、主人公が教室を出る場面を書きたいと思っています。

  • R1:魔法学校の設定ノートは10ページ。昨日と今日も年表を追記したが、本文は同じ一文のまま。
  • R2:主人公が教室を出る理由を作者も決めていない。
  • R3:冒頭を何回直したか、修正にどれだけ時間を使ったかは記録していない。
候補記録から分かること今の判断
設定の盛りすぎR1では、本文を書きたい間に年表を追加している候補にする。ただし追加が停滞の原因かは未確定
主人公の動機不足R2では、作者が教室を出る理由を決めていない今回の行動を考える手掛かりとして候補にする
冒頭の修正の繰り返しR3には、修正回数や時間の情報がない情報不足。該当するとも、しないとも決めない

作者は今回は年表の追加を見送り、主人公の望みを一つ考えることにしました。新しく仮置きしたのは「授業が始まる前に、友人から借りた本を返したい」という望みです。これを使い、試しに一文を書きます。

主人公は借りた本を抱え、授業前に友人の教室へ向かった。

本と友人は、作者がこのとき考えた設定です。R1〜R3に元からあった情報ではありません。一文を書けても、止まっていた原因が確定したわけではないので、次の作業でも合うかを見ます。望みはまず作者用メモに置ければよく、原稿の冒頭で必ず説明する必要はありません。

ソウマ

この作例なら、設定を足す作業を置いて、教室を出る理由から考えてみるんだな。

アキト

そうだ。今の一場面で試してみよう。合わなければ、別の一手に変えられる。

03

Comparison

AIには、創作の3候補との一致・不一致・情報不足を整理してもらう

AIには今日の目的と作業記録を渡し、元の記述を引用して一致・不一致・情報不足を整理してもらう。記録がないことを該当なしの証拠にせず、試す一手は自分で決める。

三つのうち一つが近く見えても、すぐ原因とは決めません。原稿や作業記録のどこが一致し、どこが違うかを確認します。複数が重なる場合も、三つとも違う場合もあります。

AIに相談するなら、今日の目的と作業記録を渡し、三候補ごとの一致・不一致・情報不足を整理してもらいます。外部へ入力してよい内容か自分で判断し、渡せない記録は手元で比較できます。今日試す一手は、その整理を読んだあとで自分が決めます。

もったいない相談例

創作初心者が失敗しない方法を全部教えてください。

よい相談例

いま作っているものと、今日の目的:__________ 実際にした作業・止まっている箇所:__________ 作者が決めている主人公の望みや、未定の点:__________ 冒頭を直した回数・時間などの記録(なければ不明):__________

3つの候補(本文より設定追加を続ける/作者が動機を決められず行動で迷う/続きを書く予定なのに冒頭の修正を繰り返す)と比較してください。 元の記述を短く引用し、一致する点・一致しない点・情報不足を分けてください。記録がないことを「該当なし」の根拠にしないでください。 複数が近い場合も、三つとも違う場合も、そのまま示してください。 確認が必要なら質問は最大1つ。原因や性格を決めつけず、新しい設定や本文案は出さないでください。

判断が狭くなる場合の見直し方

  • 失敗例を読んで怖くなる場合:名前ではなく、手元で観察できる状態だけを書く

  • 三つを同時に直そうとする場合:今日は「設定を増やさない」など、試す条件を一つ決める

  • AIの分類を原因とみなす場合:一致・不一致の根拠だけを受け取り、次の一歩は自分で決める

04

Practice

失敗回避メモに、今日の一手と次に確かめることを残す

失敗回避メモには今日の目的、作業記録、3候補と合う点・違う点・不明な点を集め、試す一手か次に確かめることを残す。未実施の結果は空欄にでき、一度の結果だけで原因を確定しない。

失敗回避メモには、今日の目的と実際の作業、候補と一致する点・違う点・不明な点を集めます。試せそうなら、今日見送る作業と代わりの一手、試す範囲を決めましょう。時間や字数は自分に合わせて変えられます。

まだ判断できないなら、候補を保留し、次に見たい原稿や記録を残すところまででもかまいません。未実施の結果や、思い当たらない別の理由は空欄で残せます。

実践ワーク

失敗回避メモを1枚にまとめる

今日の目的と作業記録、候補との一致・不一致・情報不足を整理し、試す一手か次の確認を残します。未定の欄は空欄でもかまいません。

観察

失敗名より、手元で起きていることを書く。

比較

一致・不一致・情報不足・別の事情を分ける。

一手

短く試すか、次の確認を残す。一度の結果で原因を決めつけない。

生成される実践メモ

入力すると、この記事のワーク結果がノートに貼れる形でここにまとまります。
基準にする原稿・メモ・版: ____ 本来、今日進めたかったこと: ____ 手元で観察できる止まり方: ____ 仮置きする候補・該当なし・情報不足: ____ 候補と一致する点・違う点・不明な点: ____ 三候補以外の事情(思い当たれば): ____ 今日はやらないと決めたこと: ____ 次に試す一手・確かめること: ____ 試す時間・範囲: ____ 試した結果と次の判断(未実施なら空欄): ____ 今日の終了条件: ____

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3つの型に当てはまらない詰まりもある

三つの候補は、次の作業を考えるための入口です。時間がない、題材の知識が足りない、書きたい範囲がまだ決まらないなど、別の事情もあります。無理に三つへ分類せず、自分が次に扱いたいことへ進めます。

今日できたもの

この記事で作ったもの
今日やらないことと代わりの一歩を組にした失敗回避メモ
次に育てる場所
自分が止まっている原稿、または次に確かめたい作業の記録
次の行動
決めた範囲で一手を試す。未定なら、判断に足りないことを一つ確かめる

ソウマ

今日は魔法学校の年表を増やさない。その代わり、主人公が教室を出たい理由を一つ考える。

コトハ

やらないことだけで終わらず、代わりの一歩まで決められましたね。

アキト

それでいい。三つの型に自分を合わせるな。原稿が動く一手を選ぶために使え。

おつかれさまでした

失敗回避メモを残せた!

作業の状態と候補を比べ、今日試す一手や次の確認を残しました。試した結果を見て、続けるか変えるかを決められます。

チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。

要約画像

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