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中心の考え方を問いとして見つける
初心者向け・物語のテーマとは
この記事の結論
物語のテーマとは、作者が押しつける結論ではなく、主人公が最後まで迷う問いです。主人公・敵・脇役にそれぞれ違う答えを持たせると、説教ではなくドラマになります。 読み終えると「テーマ一文」を自分で形にするための判断手順まで確認できます。
この記事でわかること
- テーマを大きな結論ではなく、主人公の問いとして考えられる
- 登場人物ごとの答えを分けて、ドラマに変えられる
- 自分の物語に使えるテーマ一文を作れる
ソウマ
テーマって言われると、『愛とは』とか『生きる意味』みたいな大きい言葉しか浮かばない。
コトハ
大きくしなくて大丈夫です。まずは、主人公が最後まで迷う小さな問いにしてみましょう。
アキト
結論を書くな。問いを書け。答えは場面でぶつけろ。
Theme
テーマは、大きな結論ではなく主人公が迷う問い
テーマと聞くと、「愛とは何か」「生きる意味」のような大きな言葉を浮かべがちです。けれど、初心者の物語にとってのテーマは、もっと小さくて構いません。
テーマは、主人公が一本の物語の中で抱える「たった一つの問い」です。
たとえば「誰にも頼りたくない中学生」の物語なら、テーマはこうできます。
助けを求めることは、弱さなのか。
この問いなら、物語の中で迷えます。頼る場面、断る場面、助けられる場面を作れます。
Answers
主人公・敵・脇役に、違う答えを持たせる
問いを作ったら、登場人物ごとに違う答えを持たせます。
- 主人公の答え:物語の最後に近づく仮の答え。
- 敵・障害の答え:主人公とぶつかる答え。
- 脇役の答え:主人公とも敵とも違う、別角度の答え。
完成例:テーマの答えを分ける
- 問い:助けを求めることは、弱さなのか
- 主人公の答え:弱さではないかもしれない
- 敵・障害の答え:頼れば弱みを握られる
- 脇役の答え:助ける側にも怖さがある
- ラストの仮の答え:助けを求めることは、関係を信じる小さな勇気かもしれない
答えがぶつかると、テーマは会話で説明しなくても場面に出ます。
ソウマ
テーマって、ひとつの正解を先に決めるんじゃないんだな。
アキト
そうだ。答えが割れるから場面が生まれる。全員が同じことを言うなら、物語にする意味が薄い。
Specific
抽象語ではなく、この主人公だけの問いにする
テーマを大きい言葉で書くと、その物語以外にも当てはまってしまいます。テーマは、個別すぎるくらいでちょうどいいです。別の物語にそのまま流用できない問いほど、作品の手触りが残ります。
AIに相談するときは、主人公がいちばん迷う場面を渡して、その迷いを問いに変えてもらいましょう。
もったいない相談例
この物語のテーマをかっこよく考えてください。
よい相談例
主人公:__________
主人公が物語の中でいちばん迷う場面(一行):__________
この迷いを、答えのまだ出ていない「問いの形」に整えてください。
さらに、主人公・敵・脇役がその問いにどう答えるかを、それぞれ一行で提案してください。
※抽象語ではなく、この主人公にしか書けない具体的な問いにしてください。
NG例から改善する
-
弱い状態:テーマは友情
改善すると:一度裏切られた相手を、もう一度信じていいのか -
弱い状態:テーマは成長
改善すると:失敗した自分を、人に見せてもいいのか -
弱い状態:テーマは愛
改善すると:相手のために黙ることは、本当に優しさなのか
Practice
テーマ一文に、次の一手を書き込む
テーマ一文では、「中心の問いを置く」ために必要な材料を一箇所に集めます。物語のテーマとは?初心者でも見つけられる中心の考え方を調べている読者が知りたいのは手順だけではなく、次に自分のメモで何を確かめればよいかです。ここでは、気になる感情や対立を1つ選び、主人公に問わせたいことを書くところまでに範囲を絞ります。
実践ワーク
テーマ一文を1枚にまとめる
主人公が迷う場面、問い、主人公・敵・脇役の答え、ラストで示す仮の答えをまとめます。抽象語だけで終わらせず、場面でぶつけられる形にしましょう。
チェックリスト
- 主人公が迷う場面を書いた
- 迷いを問いの形にした
- 主人公・敵・脇役の答えを分けた
- 抽象語だけで終わっていない
- テーマがぶつかる場面を1つ選んだ
今日できたもの
- この記事で作ったもの
- テーマ一文
- 次に育てる場所
- テーマを、物語の中心にある問いとして置く欄
- 次の行動
- 気になる感情や対立を1つ選び、主人公に問わせたいことを書く
ソウマ
中心の問いを置くところまでなら、今日のメモからでも始められそう。
コトハ
はい。テーマ一文に「中心の問いを置く」ための印を残しておけば、次に開いたときも続きから始められます。
アキト
広げる前に軸が残った。これでテーマを立派な主張ではなく、物語の中心の問いにできる。
おつかれさまでした
テーマ一文を残せた!
テーマ一文を残したことで、「中心の問いを置く」ための準備ができました。次は、気になる感情や対立を1つ選び、主人公に問わせたいことを書くところへ進めます。
チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。
小さな物語
この記事とつながる小さな物語
物語の種を捨てずに残すことを、コトハたちの短い場面として読めます。 記事の理解に必須ではありません。少し余韻を見たいときだけ開いてください。

『笑われない安全』と『自分の芯を残す』という答えの対立が出ています。
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