完成・公開する

作品の魅力を短く伝える方法

あらすじの書き方

この記事の結論

あらすじの書き方で迷ったら、内容を全部説明しようとせず、主人公・状況・障害・選択の手前の4点に絞ります。結末を明かさずに止めると、読者は『この先を読みたい』と感じます。

難易度
初心者
読了時間
14分
公開日
最終更新日

この記事でわかること

  • あらすじを『説明』ではなく『入口』として書ける
  • 主人公・状況・障害・選択の手前で紹介文を組み立てられる
  • 結末を明かしすぎていないか自分で確認できる
#あらすじ#紹介文#投稿準備
あらすじの書き方の内容をイメージした創作アトリエの挿絵
ミラ コトハ アキト ソウマ

ソウマ

あらすじを書くと、つい最後まで説明したくなる。これじゃ感想文だよな。

ミラ

あらすじは読了レポートではなく、入口です。読者が『続きを読みたい』と思う手前で止めましょう。

コトハ

渡すのは答えではなく、扉の取っ手です。開けたくなれば成功です。

01

Synopsis

あらすじは内容の要約ではなく、読みたくさせる入口

コトハが読者を物語へ誘う入口として主人公、状況、障害、選択のカードを並べる創作アトリエの挿絵

あらすじを書こうとすると、起きた出来事を順番に全部入れたくなります。けれど、あらすじの役割は内容を伝え切ることではなく、読者に「この先を読みたい」と思わせることです。

文字数の目安はこうです。

  • 短編向け:150〜200字
  • 中長編向け:300〜400字

公開前の不安が強いほど、説明を足して安心したくなります。そこをこらえて、主人公・状況・障害・選択の手前の4点に絞ります。

02

Make

主人公・状況・障害・選択の手前で組み立てる

次の4点を順番に書きます。

  1. 主人公:誰の話かを一文で。
  2. 状況:物語の入り口で、いま何が起きているか。
  3. 障害:主人公が越える必要のある問題。
  4. 選択の手前:何を選ぼうとしているか。結論は書かず、方向だけ匂わせる。

完成例:200字のあらすじ

誰にも頼りたくない中学生のソウマは、卒業式の前夜、雨の駅で帰れなくなる。差し出された傘の主は、いちばん借りを作りたくなかった親友だった。濡れたスマホの画面には、まだ送れていない一文が残っている。受け取るか、今夜もひとりで濡れて帰るか——ソウマは初めて、自分から「迎えに来て」と打ち込む指を止める。

この例では、結末(送ったかどうか)は書いていません。「指を止める」で止めることで、読者に続きを読む理由を残しています。

ミラ

4点の枠を先に作っておくと、AIに手伝ってもらうときも出力が散らかりません。

アキト

状況と障害を入れろ。『心温まる物語』みたいな感想だけでは、何が起きるか伝わらない。

03

Trim

書きすぎを削る——AIには『止め方』を相談する

あらすじに結末まで書くと、読む動機が消えます。「〜が起きる」までで止め、「〜になる」は書かない。このルールが守れると、引きが強くなります。

AIを使うなら、書きすぎを削る相棒として使いましょう。

もったいない相談例

この物語の結末まで全部わかるあらすじを書いてください。

よい相談例

私のあらすじ(200〜400字):


次の2点だけ指摘してください。

  1. 結末を明かしすぎている箇所
  2. 削ったほうがよい言葉

※新しい表現の提案は不要です。削減と止め方の指摘だけお願いします。

NG例から改善する

  • 弱い状態:最後に仲直りして成長します
    改善すると:差し出された傘を、受け取るか迷う
    理由:結末を消し、選択の手前で止めた

  • 弱い状態:世界観と主人公の過去を最初に全部説明
    改善すると:いま雨の駅で帰れない、という現在から始める
    理由:入口を軽くし、状況から入った

  • 弱い状態:心温まる感動の物語です
    改善すると:頼れない主人公が、初めて誰かに頼るか迷う話
    理由:感想ではなく、状況と障害を書いた

04

Practice

あらすじテンプレで、魅力を短く伝える

この章では、あらすじテンプレを使って魅力を短く伝えるところまで進めます。きれいに埋めるより、「魅力を短く伝える」ための手がかりを見つけることが目的です。最後に主人公・目的・壁・見どころを1文ずつ書き、あらすじへ整えるところだけ決めておきましょう。

実践ワーク

あらすじテンプレを1枚にまとめる

主人公・状況・障害・選択の手前と、想定文字数、結末を明かしていないかの確認をまとめます。短編は150〜200字、中長編は300〜400字を目安にしましょう。

4点

主人公・状況・障害・選択の手前に絞る。

止め方

結末ではなく、選択の手前で止める。

長さ

投稿先の文字数に合わせて短縮する。

生成される実践メモ

入力すると、この記事のワーク結果がノートに貼れる形でここにまとまります。
主人公(誰の話か): ____ 状況(いま何が起きているか): ____ 障害(越えるべき問題): ____ 選択の手前(結末は書かない): ____ 想定文字数: ____ 結末を明かしすぎていないか: ____

全部埋めなくて大丈夫。1行だけでも保存できます。

マイノートで見る

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チェックリスト

  • 主人公が一文で言える
  • 物語の入り口の状況を書いた
  • 越えるべき障害を書いた
  • 結末ではなく「選択の手前」で止めた
  • 想定文字数(短編200字/中長編400字)に収まっている

今日できたもの

この記事で作ったもの
あらすじテンプレ
次に育てる場所
作品の魅力を、短いあらすじで伝える欄
次の行動
主人公・目的・壁・見どころを1文ずつ書き、あらすじへ整える

ソウマ

魅力を短く伝えるって、不安を抱えたままでも一つずつ進められるんだな。

コトハ

その手応えを残しましょう。あらすじテンプレは、「魅力を短く伝える」ための小さな栞になります。

アキト

あらすじテンプレには、まだ直せる余白と次へ動かす軸が残った。

おつかれさまでした

あらすじテンプレを残せた!

今日のあらすじテンプレは、あらすじを要約ではなく、読みたい気持ちを作る紹介にできる入口です。迷ったら、主人公・目的・壁・見どころを1文ずつ書き、あらすじへ整えるところだけ見直しましょう。

チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。

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