世界観・設定を作る

場所が行動を変える物語作り

舞台をキャラクターに結びつける方法

この記事の結論

舞台が背景で終わるのは、主人公がどこにいても同じ行動をするからです。その場所だから言えない、選ばされる、というつながりを作ると、場所が物語を動かします。 読み終えると「舞台影響メモ」を自分で形にするための判断手順まで確認できます。

難易度
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この記事でわかること

  • 舞台が背景で終わる原因がわかる
  • 場所を主人公の記憶・制約・選択に結びつけられる
  • 舞台影響メモを作って、場所が動かす一場面を決められる
#舞台#キャラクター#行動
舞台をキャラクターに結びつける方法の内容をイメージした創作アトリエの挿絵
アキト ソウマ ミラ コトハ

ソウマ

舞台をいろいろ書いたんだけど、主人公はどこにいても同じ動きをしてる気がする。

アキト

それは場所が背景だからだ。その場所でだけ言えないこと、選ばされることを一つ決めろ。

コトハ

場所そのものより、その場所に主人公が持っている記憶から見ていきましょう。

01

Worldbuilding

舞台が背景で終わるのは、主人公の行動が変わらないから

何も置かない背景の部屋と、記憶のある場所で行動を示す琥珀の玉の位置が変わる小さな模型の挿絵

舞台をどれだけ細かく描写しても、主人公がどこにいても同じように振る舞うなら、その場所は背景のままです。読者が舞台を記憶するのは、その場所が主人公の行動や選択を変えたときです。

同じ「カフェで話す」場面でも、そこが「昔、親友と絶交した店」なら、主人公は言葉を選び、席の位置を気にし、注文すら迷います。場所が主人公の内側に触れると、行動が変わります。舞台とキャラクターを結びつけるとは、場所に主人公の記憶や制約を重ねることです。

土台の世界観がまだ曖昧なら、先に 世界観の作り方 で半径3メートルから舞台を作っておくと、この記事の結びつけが使いやすくなります。

小さな例:深夜のコンビニ

舞台の特徴:明るい/知り合いに会わない/時間が止まって感じる
主人公の記憶:唯一、親に本音をこぼした場所
その場所での制約:ここでしか弱音を言えない
場所が変える行動:悩んだ夜は、いつもこの店の前から電話をかける

これだけで、コンビニは背景ではなく、主人公の本音が漏れる場所になります。

02

Rules of Place

特徴・記憶・制約・選択の4つで結びつける

舞台と主人公を結びつけるときは、次の4つを順に埋めます。

  1. 舞台の特徴を3つ書く:物理的な特徴(明るい・狭い)、社会的な特徴(人が多い・誰も来ない)、象徴的な特徴(終わりの匂い・始まりの場所)。
  2. その場所に主人公が持つ記憶を書く:約束、別れ、失敗、初めての成功など。
  3. その場所での制約を書く:ここでだけ言えない、選ばされる、帰れないこと。
  4. 場所が変える行動を一つ書く:他の場所なら取らない行動を決める。

もったいない書き方は、「静かな図書館」とだけ設定して、主人公がどこでも同じ調子で話すことです。直すなら、「静かな図書館だから大声で泣けず、声を殺して肩だけ震わせる」のように、場所の特徴を主人公の行動の制約に変えます。

ソウマ

場所の特徴を、そのまま主人公の縛りに変えればいいんだな。

アキト

そうだ。場所が主人公から何を奪い、何を選ばせるか。そこまで書けば舞台だ。

03

AI Partner

AIには、場所の意味を一行にするのを手伝ってもらう

舞台と主人公の結びつきに迷ったら、AIに場所の意味づけを手伝ってもらえます。ただし、場面を丸ごと書いてもらうのではなく、「この主人公にとって、この場所はどんな意味を持つか」を一行で返してもらう使い方に絞ります。

返ってきた意味づけは、そのまま採用せず、自分の主人公の記憶や制約と合うか確認します。合わない候補は捨て、合うものだけを舞台影響メモへ置き直しましょう。

もったいない相談例

このメモを、私の判断なしで完成形にしてください。

よい相談例

主人公の輪郭:__________ 舞台の特徴(3つ):__________ 主人公がその場所に持つ記憶:__________ この主人公にとって、この舞台はどんな意味を持つかを一行で表現してください。 ※場面全体は書かず、意味づけの候補を3つだけ出してください。

04

Practice

舞台影響メモに、次の一手を書き込む

舞台影響メモでは、「場所で行動を変える」ために必要な材料を一箇所に集めます。舞台をキャラクターに結びつける方法を調べている読者が知りたいのは手順だけではなく、次に自分のメモで何を確かめればよいかです。ここでは、場所を1つ選び、その場所だから起きる選択を書くところまでに範囲を絞ります。

実践ワーク

舞台影響メモを1枚にまとめる

舞台の特徴、その場所に主人公が持つ記憶、そこでの制約、場所が変える行動を書きます。場所を背景で終わらせず、主人公の選択に結びつけるためのメモです。

特徴

物理・社会・象徴の特徴を書き出す。

記憶

その場所に主人公の過去を重ねる。

制約

その場所でだけ変わる行動を決める。

生成される実践メモ

入力すると、この記事のワーク結果がノートに貼れる形でここにまとまります。
舞台の特徴(3つ): ____ その場所に主人公が持つ記憶: ____ その場所での制約: ____ 場所が変える主人公の行動: ____ 舞台と主人公の関係(一行): ____

全部埋めなくて大丈夫。1行だけでも保存できます。

マイノートで見る

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チェックリスト

  • 舞台の特徴を3つ書いた
  • その場所に主人公が持つ記憶を書いた
  • その場所での制約を書いた
  • 場所が変える主人公の行動を書いた
  • 舞台と主人公の関係を一行で言えるようにした

今日できたもの

この記事で作ったもの
舞台影響メモ
次に育てる場所
舞台がキャラクターの行動をどう変えるかを書く欄
次の行動
場所を1つ選び、その場所だから起きる選択を書く

ソウマ

場所で行動を変えるまで決めると、世界観が説明だけで止まらなくなりそう。

コトハ

ここまでで十分です。舞台影響メモには、あとから「場所で行動を変える」場所がちゃんと残っています。

アキト

ここで止めていい。舞台設定を背景ではなく、人物を動かす条件にできるだけの材料は揃った。

おつかれさまでした

舞台影響メモを残せた!

舞台影響メモには、「場所で行動を変える」ための判断が残っています。次に開くときは、場所を1つ選び、その場所だから起きる選択を書くところから続けてください。

チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。

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