プロット・構成を作る

出来事を意味ある順番にする

因果関係でプロットをつなぐ方法

プロットの因果関係は隣り合う一組を選び、関係の候補を本文の根拠と比べ、直す・残す・保留するから判断する。

この記事の結論

プロットの因果関係は、前の何が次の出来事や判断につながったか、本文で確かめます。接続詞を仮置きし、原因・目的への妨げ・時間経過を分けながら、一組だけ直すか、そのまま残すかを選びましょう。

アキト ソウマ ミラ コトハ
難易度
初心者
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この記事でわかること

  • 原因・目的への妨げ・時間経過の違いを確かめられる
  • 出来事メモと三段落の作例を対応させられる
  • 本文根拠と未定の点を、因果チェーンに残せる
#因果#プロット#構成

ソウマ

出来事カードは並んでるのに、読んでみると『それで?』って感じになるんだ。

アキト

一組選んで、前の何が次につながるのか確かめよう。本文に書いてある理由を探すんだ。

コトハ

時間が進むだけの箇所もありますね。どんな関係を読みたい場所か、分けて見てみましょう。

01

Structure

プロットの因果関係は、出来事の理由と本文の根拠で確かめる

だからは原因や行動の理由、しかしは期待や目的への妨げ、そしては時間経過や並置として点検する。関係が分からなければ未判定にする。

プロットの因果関係を見るときは、前の出来事が、次の出来事の原因や行動の理由になっているかを確かめます。時系列で後に起きたというだけでは、原因とは決められません。

ここでは、隣り合う出来事の間に「だから/しかし/そして」を仮置きする、この記事の点検法を使います。接続詞を替えるだけでつながりが生まれるわけではありません。本文のどこが、その読み方を支えているかまで見ます。

仮の言葉確かめる関係本文で見ること
だから原因・結果、行動の理由前の何が、次の出来事や判断につながったか
しかし期待や目的への反転・妨げ何を期待・目標にしていて、何がそれを変えたか
そして時間経過・並置など順番や並べ方に役割があるか。因果を示さなくてよい箇所か
未判定今の材料では関係が分からない作者の頭の中だけにある理由を、本文の事実として補っていないか

「しかし」は、前の出来事が次を引き起こしたという意味とは限りません。「そして」があっても因果を読み取れる文はあります。接続詞の数で出来を採点せず、出来事と読みたい関係を比べてください。

作例:雨で読めなくなったポスターを、刷り直したい

高校生の美咲が、文化祭のポスターを夕方までに掲示したい、という自作の構想です。次の五つをメモにします。Eはまだ本文にしていない次の案です。

位置出来事関係と未定の点
A美咲が、夕方までに掲示する文化祭のポスターを屋外へ持ち出す。掲示したいという目的がある。
B急な雨で、二枚の会場名がにじんで読めなくなる。雨は偶然の出来事。Aの行動が雨を降らせたわけではない。
Cその二枚を刷り直すため、印刷室へ向かう。Bの被害が、Cを選ぶ理由になる。
D印刷室の扉が閉まっていて、引いても開かない。Cで目指した印刷を妨げる。
E(構想)鍵を管理する担当教員に、鍵を借りたいと頼む。次の案。教員の居場所・返答・鍵を借りられるかは未定。

AからBは、掲示したい目的に雨が妨げを入れる「しかし」の候補です。美咲が選んだから雨が降った、とはしません。 BからCは「読めなくなったから刷り直す」、CからDは「印刷したい、しかし扉が開かない」と読めます。

DからEは「鍵がかかっているので借りに行く」という構想の候補です。ただし、扉が開かないだけでは施錠が原因とは決められません。鍵がかかっていることや、その管理者を美咲が知っていることを、どこで示すか確かめます。借りられたことや、掲示が終わったことまでは決まっていません。

02

Causality

プロットの因果関係を点検する4手順|三段落の作例

原稿の版と一組の出来事を残し、関係を仮置きして本文根拠を確かめる。雨で二枚のポスターの文字が読めず、刷り直すと決める三段落の作例。

全部の出来事を並べ終える必要はありません。つながりが気になる一組を選び、次の四手順で点検します。

  1. 原稿の版と、隣り合う出来事を残す。 まだ構想だけなら、そのことも書きます。
  2. 関係を仮置きする。 原因・理由、目的への妨げ、時間経過・並置、未判定から考えます。接続詞は説明用のメモです。
  3. 判断を支える文を探す。 書いてある事実と、頭の中で補った理由を分けます。
  4. 一組だけ本文で試す。 必要な理由や行動を短く書く、今のまま残す、判断を保留する、のどれかを選びます。

BからCの「刷り直す理由」を、三段落で見せる

美咲が雨を避けて教室へ戻った後を、本文v1として試します。

美咲は濡れたポスターを机に広げた。二枚だけ、会場名の文字が雨でにじんでいた。

このままでは読めない。美咲はその二枚を脇へよけ、刷り直すことにした。

印刷室へ急いだが、扉を引いても開かなかった。

一段落目の「二枚だけ、会場名の文字が雨でにじんでいた」と、二段落目の「このままでは読めない」が、刷り直す判断の根拠です。三段落目では、そのために向かった印刷室の扉が開きません。本文に「だから」を書かなくても、被害・判断・行動を追えます。

ここに書けたのはDまでです。開かない原因も、この三段落では未確認です。Eの依頼を採るなら、施錠を確かめる描写や、教員の居場所をどう知るかを考えます。まず扉の前で試す行動を一つ書き、教員が鍵を渡す結果までは足さずに比べられます。

時間を進める「そして」は、残してよい

別の続け方として「そして、夕方の放送が流れた。」を置くなら、時間が進んだことを示せます。この一文だけで、刷り直しや掲示が終わったとは読み取りません。必要な経過なら残し、読者に何を伝える一文かをメモします。

ソウマ

雨で読めない二枚があるから刷り直す、と分かるんだな。夕方になるところは、そのまま時間を進めてもいい。

アキト

ああ。接続詞を増やすより、読みたい関係の根拠があるかを見よう。

03

AI Partner

AIには、プロットの接続候補と本文の根拠を分けてもらう

AIには出来事メモと確認する本文を渡し、接続候補と判断根拠を分けてもらう。推測や不足情報を示し、書かれていない動機や解決を決めない。

AIや仲間には、出来事のメモだけでなく、確認したい本文も渡します。「だからでつながるか」だけを聞くと、書いていない動機を補った答えでも自然に見えることがあります。候補と、その判断に使った文を分けて返してもらいましょう。

もったいない相談例

すべての「そして」を「だから/しかし」に直し、足りない理由も決めて完成させてください。

よい相談例

出来事のメモ(隣り合う一組からで構いません):_____ 原稿の版と、確認する本文:_____ この箇所で見せたい関係、または迷っている点:_____ 変更せず残したい役割や条件:_____ まだ決めていないこと:_____ 各組について、原因・理由/目的への妨げ/時間経過・並置/未判定の候補を示してください。 「だから/しかし/そして」を使う場合も、三択に無理に当てはめないでください。 判断に使った文の位置と内容を短く示し、書かれていない理由は「推測」と分けてください。 新しい出来事・人物の意図・解決を確定せず、足りない情報は質問にしてください。 私が選んだ一組だけ、原文を残して短く書き直す案を出してください。変更なしも候補です。

ポスターの例なら、BからCの候補には「文字がにじんだ」「このままでは読めない」という根拠を対応させます。「先生が貸してくれるから教員室へ行く」と返ってきた場合は、貸してくれることは未定と戻します。

根拠が本文に見つからなければ、すぐに設定を増やさず、何を明かしたい箇所か考えてください。関係をまだ読者に見せない構成なら、保留したままでも進められます。

04

Practice

因果チェーンに、本文の根拠と次に試す範囲を残す

因果チェーンには原稿の版、出来事と関係、本文の根拠、修正か維持かの判断、未定の点と次に試す範囲を保存する。時間経過のそしてを残す判断も扱える。

因果チェーンには、選んだ一組と、その関係を判断した根拠を残します。今日の範囲は一組で十分です。「そして」を残す、今は判断しない、という結果も保存できます。

ポスターの本文v1から残すメモ

  • 原稿と範囲: ポスター本文v1の一〜二段落目。BからCを点検する。
  • 出来事と関係: 二枚の会場名が読めなくなった。だから、その二枚を刷り直す。
  • 根拠: 一段落目の文字のにじみと、二段落目の「このままでは読めない」。
  • 直すかどうか: 今の二段落を残す。原因・判断が読めるか、続けて読み返す。
  • 未定と次の範囲: Eの依頼は構想のまま。教員の居場所や鍵を借りる結果は決めず、次は扉の前でどう動くかを一文で試す。

実践ワーク

一組の出来事と、本文の根拠を残す

原稿の版、関係の候補、判断に使った文、直すか残すか、未定の点と次に試す本文をまとめます。分からない欄は空けて保存できます。

一組

原稿の版と範囲を残し、関係の候補を置く。

根拠

本文のどこが判断を支えるか確かめ、推測を分ける。

次の範囲

直す・残す・保留するから選び、未定の点と次に試す本文を残す。

生成される実践メモ

入力すると、この記事のワーク結果がノートに貼れる形でここにまとまります。
隣り合う出来事(一組から): ____ 関係の候補と、そう読める理由: ____ 直す・残す・保留する判断: ____ 原稿の版と、確認する範囲: ____ 判断に使った本文と、その位置: ____ 残す役割・未定の点: ____ 次に試す本文・確認すること: ____

全部埋めなくて大丈夫。1行だけでも保存できます。

マイノートで見る

この記事の保存案:0件

未保存。この内容はこの端末のブラウザに保存されます。

迷っている場所に合わせて、次の記事を選ぶ

時間経過や並置を残したい場合は、別の出来事を追加せず、その役割をメモして終えても構いません。

今日できたもの

この記事で作るもの
一組の出来事と、関係の候補・本文根拠を残した因果チェーン
次に見る場所
関係を見せたい一組、または判断を保留した箇所
次の行動
本文を短く試すか、今の文を残す。未定の結果は補わない

ソウマ

今回は、読めなくなった二枚を刷り直す理由が、本文にあると確認できたよ。

アキト

次は、扉が開かないところから何を試すかだ。借りられると決めずに考えよう。

コトハ

書けている三段落と、これからの案を分けておけば、同じ場所から再開できますね。

おつかれさまでした

一組の関係を、本文から確かめる準備ができた

接続詞は点検のためのメモです。本文の根拠を確かめ、短く書き直す・今のまま残す・判断を保留する、から次の作業を選んでください。

チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。

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