はじめてのストーリー作り

初心者が上達する10分の書くワーク

小説の練習方法|初心者が上達する10分の書くワーク

この記事の結論

小説がうまくなりたいけれど何を練習すればいいか分からない——そんな初心者の最初の練習は、一作を完成させることではありません。10分で主人公・場所・望み・壁・最後の行動を書き、あとで育てられる物語の種を1枚残すワークから始めます。

難易度
初心者
読了時間
12分
公開日
最終更新日

この記事でわかること

  • はじめての創作で、最初に決める範囲がわかる
  • 物語の種カードに入れる5つの要素を決められる
  • 書きかけを保存して、あとで育てる入口を残せる
#ワーク#物語の種#創作初心者#はじめての創作
小説の練習方法|初心者が上達する10分の書くワークの内容をイメージした創作アトリエの挿絵
コトハ ソウマ ミラ

ソウマ

創作を始めたい気持ちはあるんだけど、机に向かうと『ちゃんとした作品にしなきゃ』って思って止まるんだよな。

コトハ

ちゃんとした作品にしようとすると、最初の一行が重くなりますよね。今日は、完成ではなく種を残しましょう。

ミラ

必要なのは、主人公・場所・望み・壁・最後の行動の5つです。この5つなら、あとで広げやすいです。

01

First Seed

小説の練習は、いきなり一作を完成させなくていい

大きな白紙の前でコトハが小さな物語の種カードを示しているアトリエの挿絵

小説の練習を始めようとするとき、いきなり一作を完成させようとすると、白紙がとても大きく見えます。上達のための最初の一歩は、完成ではなく「10分で書ける小さな種」を残すことです。

主人公の過去、世界観のルール、事件の流れ、テーマ、ラスト、タイトル。どれも大事ですが、最初の日に全部決めなくても大丈夫です。

このページで作るのは、完成した短編ではありません。あとで育てられる「物語の種カード」です。

種カードに入れるのは、まずこの5つだけです。

  • 誰の話か
  • どこで始まるか
  • 何を望んでいるか
  • 何にぶつかっているか
  • 最後にどんな小さな行動を選ぶか

たとえば、こんな小ささで十分です。

雨の日のバス停で、忘れ物の傘を持った高校生が、持ち主に返したいと思っている。でも、人に話しかけるのが苦手で、次のバスが来るまで三分しかない。最後に、その人らしい誰かへ「これ、あなたのですか」と声をかける。

まだ粗いです。でも、主人公、場所、望み、壁、最後の行動が見えています。

02

Five Elements

物語の種カードに入れる5つのこと

コトハが素材、人、望み、壁、戻る入口の5つを物語の種カードへ並べる創作アトリエの挿絵

物語の種カードは、次の順番で作ります。

  1. 素材をひとつ置く
    雨の日のバス停、閉店した花屋、駅の忘れ物棚、返せなかった手紙など。

  2. そこにいる人を決める
    その素材の中で一番困りそうな人を主人公にします。

  3. 小さな望みを書く
    返したい、謝りたい、見つけたい、話しかけたい。大きな夢でなくて構いません。

  4. 壁を書く
    恥ずかしい、時間がない、相手の名前がわからない。小さな壁で十分です。

  5. 最後の小さな行動を書く
    最初の主人公なら選びにくい、小さな一歩を決めます。

完成例:物語の種カード

  • 素材:雨の日のバス停
  • 主人公:忘れ物の傘を持った高校生
  • 望み:持ち主に返したい
  • :人に話しかけるのが苦手で、次のバスまで3分しかない
  • 最後の小さな行動:「これ、あなたのですか」と声をかける

ソウマ

短いけど、これなら見返しても逃げなくて済みそう。

コトハ

はい。短いから、また開けることもあります。今日の種は、今日のまま残してあげてください。

03

AI Partner

迷ったら、完成品ではなく候補を聞く

ミラが複数の候補カードを示しソウマが一つを選んでいるアトリエの挿絵

AIに相談するなら、「この設定で物語を書いて」ではなく、空いている欄の候補を出してもらいましょう。作者が選ぶ部分を残すと、自分の物語として育てやすくなります。

もったいない相談例

雨の日のバス停の話を、感動的な短編として完成させてください。

よい相談例

私は創作初心者で、物語の種カードを作っています。 素材:雨の日のバス停 主人公:忘れ物の傘を持った高校生 望み:持ち主に返したい

この主人公に合う「壁」の候補を3つ出してください。 ※本文は書かず、最後の小さな行動につながりそうな候補だけお願いします。

04

Practice

物語の種カードに、次へ戻る印を残す

ソウマが物語の種カードをあとで戻れる入口としてまとめる創作アトリエの挿絵

ワークでは、種をひとつ残すことを目標にします。物語の種カードに残すのは完成形ではなく、あとで本文やノートへ戻るための印です。空欄があっても、気になる言葉を1つ選び、人物・場所・気持ちのどれかを足すところまで進めば十分です。

実践ワーク

物語の種カードを作る

まだ粗くて大丈夫です。人物・場所・望み・壁・最後の小さな行動が入ると、物語はあとで育てられる形になります。

今日の種カード

入力すると、物語の案がここにまとまります。まだ完成品でなくて大丈夫です。
これは、まだ名前のない主人公が、まだ言葉になっていない何かを望み、まだ見えていない壁にぶつかり、最後には小さな一歩を選ぶ物語の種です。

全部埋めなくて大丈夫。1行だけでも保存できます。

マイノートで見る

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チェックリスト

  • 今日扱う素材を1つ選んだ
  • そこにいる主人公を書いた
  • 主人公の小さな望みを書いた
  • 望みを邪魔する壁を書いた
  • 最後の小さな行動を書いた

今日できたもの

この記事で作ったもの
物語の種カード
次に育てる場所
物語になる前の小さな種を、捨てずに残す欄
次の行動
気になる言葉を1つ選び、人物・場所・気持ちのどれかを足す

ソウマ

種をひとつ残すところまでなら、今日のメモからでも始められそう。

コトハ

ここまでで十分です。物語の種カードには、あとから「種をひとつ残す」場所がちゃんと残っています。

アキト

ここで止めていい。はじめての創作を、完成品ではなく戻れる種として保存できるだけの材料は揃った。

おつかれさまでした

物語の種カードを残せた!

物語の種カードには、「種をひとつ残す」ための判断が残っています。次に開くときは、気になる言葉を1つ選び、人物・場所・気持ちのどれかを足すところから続けてください。

チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。

小さな物語

この記事とつながる小さな物語

物語の種を捨てずに残すことを、コトハたちの短い場面として読めます。 記事の理解に必須ではありません。少し余韻を見たいときだけ開いてください。

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コトハの空白ノート

創作不安 / 支える側の弱さ未読・約10分この物語を読む

物語になる前の種を、否定せずに残す姿勢を扱っています。

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