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青いホームと丸い時計、という像が浮かんだ。どう物語にすればいいんだろう。
ミラ
まず、像のメモと、これから足す設定を分けてみましょう。短い本文も試せます。
アキト
不明なところは、空けておける。後から考えた案だと分かる形で残そう。
Idea Field
夢やイメージの元メモと、後から足す設定を分ける
夢や浮かんだイメージを物語にするときは、残したい像と、創作のために後から足すものを分けると、試した案を比べやすくなります。ぼんやりした部分は不明のまま置けます。すぐに筋や理由まで決める必要はありません。
青いホームの三行を、元メモとして残す
以下は、実際に見た夢の採録ではなく、この記事のために作った架空の教材「青いホーム・イメージメモv1」です。
青いホーム。
丸い時計が一つ。
自分以外の人影は見えない。
| 分ける欄 | この例の内容 | 扱い方 |
|---|---|---|
| 元メモ | 青いホーム/丸い時計が一つ/自分以外の人影は見えない。 | この三行を、創作案とは別に残す。 |
| 確かでない部分 | 時計の針、文字盤の色、時計までの距離。 | 不明と書く。止まった時計、近い時計と決めない。 |
| 後から足す案 | 青い照明の駅かもしれない。 | 未採用の仮説。元メモで見た事実へ戻さない。 |
「青い照明の駅」という理由は、ここで考えた候補です。元メモには照明の記述がありません。採用する場合も、後から足した設定だと分かるように記録します。
三行はこの教材の長さで、行数の決まりではありません。一つの色だけを残す、短い文章で書く、スケッチを添える、といった形も選べます。
Decode
青いホームのイメージを、動作が違う二つの本文にする
元メモを保存したら、誰の位置から見せるか、動かすか、そのまま見つめるかを試します。この例では、名前のない「自分」を、創作上の人物「透」に置き換えます。
透は23歳。黒髪で、薄い灰色のコートと紺の鞄を持つという設定を後から足します。名前、年齢、服装は元メモにあった情報ではありません。本文の二案では名前だけを使い、服装をすべて説明することはしません。
本文A:時計の下まで歩く
青いホームに、透は立っていた。頭上には丸い時計が一つあった。ほかの人影は見えなかった。
透は時計の下まで歩き、顔を上げた。
本文B:その場に立ったまま見上げる
青いホームに、透は立っていた。頭上には丸い時計が一つあった。ほかの人影は見えなかった。
透はその場に立ったまま、時計を見上げていた。
二案は最初の段落をそろえ、二段落目の動作を変えています。「頭上」という位置関係も、本文を書くために足した描写です。元メモから分かっていた距離としては扱いません。
| 案 | 本文に書いた動作 | まだ書いていないこと |
|---|---|---|
| 本文A | 時計の下まで歩き、顔を上げる。 | 場所を移した。時計に触れた、時刻を読んだとは書かない。 |
| 本文B | その場に立ったまま、時計を見上げる。 | 場所を移さず見ている。列車の到着や、待つ理由は書かない。 |
Aは時計へ近づく案、Bは同じ場所から見続ける案です。どちらも、時計が止まっていることや、透が帰れないことまでは決めていません。二つは比較のために用意した数で、必ず複数案を書く必要はありません。
イメージから短い本文へ進む手順
- 元メモを残す。 色、形、音、配置など、使いたい像を書きます。不明な部分を無理に埋めません。
- 追加する設定を分ける。 人物の名前、場所の理由、見せる位置などを、創作案の欄へ置きます。
- 短い本文を試す。 近づく、離れる、見つめるなど、今回見せたい動作を選びます。像を描いたまま終える案も使えます。
- 元メモと比べて保存する。 残った像、増えたもの、まだ書いていない結果を確かめ、採用・保持・保留を決めます。
ソウマ
透という名前も、頭上の時計という位置も、本文を書くときに足したんだな。
ミラ
はい。元の三行とは別に残せば、違う人物や動作も試せます。
理由や世界の規則を中心にしたい作品なら、その仮説から構成を考えても構いません。場面から物語全体へ広げる場合はアイデアを物語に変える方法、一枚の画像へ渡す情報を整理する場合は画像用シーンメモへ進めます。
AI Partner
AIに夢やイメージを相談するときは、元メモと依頼を分ける
AIに相談するときも、元メモと追加設定を分けて渡します。「動作を比べる」「場所の理由を考える」など、今回頼みたいことを指定すると、候補を戻す欄が決まります。自分のメモだけで比較しても、同じ手順を使えます。
この例は、元の三行、不明な時計の細部、追加した透の設定、本文AとBを渡して、動作の違いを確かめます。青い照明という仮説は未採用だと添えます。
もったいない相談例
この夢の本当の意味を決めて、覚えていない細部も埋め、物語にしてください。
よい相談例
メモ名・版と、今回扱う範囲:_____
元のメモ(そのまま):_____
確かでない部分:_____
後から足した人物・場所の設定と、未採用の仮説:_____
現在の本文(未執筆ならなし):_____
比較したい動作・今回相談したいこと:_____
変えない条件・まだ決めていないこと:_____
元メモ、不明、追加設定、現在の本文を分けて読んでください。
動作案を比べる場合は、各案で変わる行動と、まだ本文に書かれていない結果を示してください。新しい物や人物が必要な案は、追加する設定として明示してください。
原像から夢の意味や本人の心理を診断しないでください。不明な時計の針や色を、確定した描写に変えないでください。
理由を考える相談なら、理由は仮説欄に出してください。本文へ採用済みとしないでください。
採用・保持・保留は作者が選びます。続きの本文は、今回求めた場合だけ書いてください。戻ってきた案は、元メモと照らして読む
「止まった時計へ手を伸ばす」という案なら、「止まった」は不明を埋めた設定、「手を伸ばす」は新しい動作です。両方を採用することはできますが、元メモに書いてあったことにはしません。
理由を考える相談もできます。その場合は「青い照明」「青い壁の反射」などを仮説として並べ、採用してから本文へ足します。説明を先に書くか、場面を先に書くかは作品に合わせて選べます。
Practice
夢イメージ分解へ、元メモ・本文・次の作業を保存する
夢イメージ分解には、元メモ、不明、後から足した設定、本文を別々に残します。今は像だけ保存しておきたい場合は、人物や動作を空欄にして構いません。
実践ワーク
夢イメージ分解を1枚にまとめる
元メモと不明な部分を残し、後から足す人物・仮説・動作候補・本文を分けて保存します。採用を決めない段階でも使えます。
青いホームのメモと、本文A・Bを残す
この例では次のように保存します。
- 元メモ:青いホーム、丸い時計一つ、自分以外の人影は見えない。
- 不明:時計の針、文字盤の色、時計までの距離。
- 追加設定:透23歳。黒髪、薄い灰色のコート、紺の鞄。本文では時計を頭上に置く。
- 仮説:青い照明の駅かもしれない。まだ採用しない。
- 本文:時計の下へ歩くAと、その場で見上げるBを、それぞれ二段落で残す。
- 今回の判断:近づく動作を試したいので、次稿はAから続ける。Bと元メモも保持する。
- 次の作業:時計の下で何を見るかを候補にする。時計の針や時刻はまだ決めていない。
Aの続きは、ここではまだ書いていません。「近づく」を選んだからといって、時計に触れたり、列車が来たりしたことにはなりません。
今日できたもの
- この記事で作ったもの
- 元メモ・不明・追加設定を分け、本文AとBを残した夢イメージ分解
- 次に育てる場所
- 採用した本文の次稿、または像を保持するメモ
- 次の行動
- 残したい像を一つ選び、元メモと後から足す案を分ける
ソウマ
Aから続きを考える。でも、時計が止まっているかは、まだ決めていない。
コトハ
動かないBも残っています。あとで見比べられますね。
アキト
次に足す一文と、元からあった三行を分けて保存しよう。
おつかれさまでした
元メモと、物語にするための案を残せた!
青いホームの元メモ、不明、追加設定を分け、動作が違う本文A・Bを比べました。次稿で使う案を選んでも、元メモと別案を残せます。
チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。
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