アイデアを見つける

感情の棚卸しから始める創作

自分の経験を物語にする方法

この記事の結論

自分の経験を物語にするときは、出来事をそのまま書くと日記になります。経験ではなく『その時動いた感情』を主役にし、感情だけを別人の主人公へ渡すと、読者が入れる物語になります。

難易度
初心者
読了時間
14分
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最終更新日

この記事でわかること

  • 経験を日記ではなく物語の材料に変えられる
  • 感情の棚卸しで、中心にする一つの感情を選べる
  • 感情だけを別人の主人公に渡せる
#経験#感情#棚卸し
自分の経験を物語にする方法の内容をイメージした創作アトリエの挿絵
コトハ ソウマ ミラ アキト

ソウマ

書きたい思い出はあるんだけど、書くとただの日記になっちゃうんだ。

コトハ

出来事をそのまま追わなくて大丈夫です。今日は、その時に動いた感情だけを取り出してみましょう。

アキト

出来事は捨てていい。残すのは感情だ。それを別人に持たせろ。

01

Idea Field

経験を物語にするなら、出来事ではなく感情を残す

コトハが経験を物語にするなら、出来事ではなく感情を残すの要点を創作アトリエの小物と人物の配置で示している挿絵

自分の経験を物語にしたいとき、出来事をそのまま書き写すと、日記やエッセイになりがちです。物語に変えるには、経験そのものではなく「その時に動いた感情」を主役にする必要があります。

たとえば「文化祭で誰にも気づかれなかった日」を書こうとすると、その日の出来事を順に並べたくなります。でも、物語に必要なのは時系列ではなく、「誇りたかったのに気づかれなかった」という感情です。

感情を取り出して別人に渡すと、書きたいけれど書けなかった記憶も、無理に再現せずに物語へ変えられます。

02

Inventory

感情を棚卸しし、別人の主人公に渡す

次の手順で、経験を物語の材料に変えます。

  1. 経験を一行でラベル化する
    例:高校の文化祭で誰にも気づかれなかった日。

  2. その時の感情を5語まで挙げる
    悔しい・寂しい・誇らしい・恥ずかしい・嬉しい、など。

  3. いちばん強い感情を1つ選ぶ
    それが物語の中心になります。

  4. 主人公を別人として立てる
    自分とは違う名前・職業・年齢を与え、感情だけを引き継ぎます。

  5. その主人公が同じ感情を抱える別の状況を作る
    元の経験はもう使いません。

完成例:経験を物語へ変換する

  • 経験ラベル(自分用):文化祭で誰にも気づかれなかった日
  • 感情(5語まで):悔しい・寂しい・誇らしい
  • 中心の感情:誇りたかったのに気づかれない
  • 別人の主人公:閉館後の美術館で、誰も見ない絵を毎晩直す警備員
  • 別の状況:自分が直した絵が、明日撤去されると知る

これなら、出来事をそのまま書かずに、同じ感情を読者に届けられます。

ソウマ

出来事じゃなくて感情を渡すのか。それなら、つらい思い出でも書けそうだ。

アキト

そうだ。感情だけ持っていけ。出来事は置いてこい。

03

AI Partner

AIには、感情ラベルだけ渡して別の状況を出してもらう

経験をそのまま書くと、書いている自分が当事者すぎて、読者の入る隙間が消えます。感情だけ取り出して別人に渡すことで、自分の痛みや喜びを物語の燃料にできます。

AIに相談するときも、自分の経験は伏せ、感情ラベルだけ渡しましょう。

もったいない相談例

私の昔のつらい経験を、そのまま感動的な小説にしてください。

よい相談例

私の経験から取り出した感情ラベル:__________ (例:誇りたかったのに気づかれない)

この感情が中心になる「別の状況」を3つ、それぞれ1行で提案してください。 ※私の元の経験は再現しないでください。共通するのは感情だけで結構です。

NG例から改善する

  • 弱い状態:出来事を時系列でそのまま書く
    改善すると:中心の感情を1つ選び、別の状況へ移す

  • 弱い状態:自分そっくりの主人公にする
    改善すると:名前・職業・年齢を変え、感情だけ引き継ぐ

  • 弱い状態:AIに経験を全部渡して書かせる
    改善すると:感情ラベルだけ渡し、状況候補をもらう

04

Practice

感情棚卸し表で、経験から感情を抜く

ここで作る感情棚卸し表は、読み終えた記念ではなく、「経験から感情を抜く」ための作業メモです。自分の経験を物語にする方法で迷いやすい点を広げすぎず、最後に経験を1つ選び、事実ではなく残った感情を書き出すところまで持っていきます。

実践ワーク

感情棚卸し表を1枚にまとめる

経験の一行ラベル、その時の感情、中心にする一つの感情、別人の主人公、その主人公が同じ感情を抱える別状況をまとめます。元の経験は自分用メモに留めましょう。

感情

出来事ではなく、動いた感情を残す。

選ぶ

中心にする感情を1つに絞る。

別人

感情だけを別人の主人公へ渡す。

生成される実践メモ

入力すると、この記事のワーク結果がノートに貼れる形でここにまとまります。
経験の一行ラベル(自分用): ____ その時の感情(最大5語): ____ 中心にする一つの感情: ____ 別人の主人公(名前・職業・年齢): ____ 同じ感情を抱える別状況: ____

全部埋めなくて大丈夫。1行だけでも保存できます。

マイノートで見る

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チェックリスト

  • 経験を一行でラベル化した
  • その時の感情を挙げた
  • 中心にする感情を1つ選んだ
  • 主人公を別人にした
  • 同じ感情を抱える別の状況を作った

今日できたもの

この記事で作ったもの
感情棚卸し表
次に育てる場所
自分の経験から、感情だけを抜き出して物語へ変える欄
次の行動
経験を1つ選び、事実ではなく残った感情を書き出す

ソウマ

経験から感情を抜くって、案を増やすより入口を見つける感じなんだな。

コトハ

その手応えを残しましょう。感情棚卸し表は、「経験から感情を抜く」ための小さな栞になります。

アキト

感情棚卸し表には、まだ直せる余白と次へ動かす軸が残った。

おつかれさまでした

感情棚卸し表を残せた!

今日の感情棚卸し表は、実体験をそのまま再現せず、創作の材料として扱える入口です。迷ったら、経験を1つ選び、事実ではなく残った感情を書き出すところだけ見直しましょう。

チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。

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