プロット・構成を作る

コピー用テンプレートと記入例

プロット表の作り方

プロット表は場面・出来事・状態や役割の三列で一行から始め、構想と本文の有無を分けて原稿の位置を残し、次に読むか書く一行を選ぶ。

この記事の結論

プロット表は、場面・出来事・状態や役割の三列で一行から試せます。「記憶を売る店」の本文を表へ整理する例と、コピー用テンプレートを使い、次に読み返す・書く一行を選びましょう。

コトハ ソウマ ミラ アキト
難易度
初心者
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16分
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最終更新日

この記事でわかること

  • 三列に何を書くかを、一行から確かめられる
  • 本文四段落と、表の三行を対応させられる
  • テンプレートをコピーし、未定の点も保存できる
#プロット表#テンプレート#整理

ソウマ

プロット表を作ろうとすると、列が増えすぎて途中でやめちゃうんだ。

コトハ

場面・出来事・状態や役割の三列から試しましょう。一行だけでも、次に見る場所を選べます。

アキト

変化しない行には、残したい情報や空気を書ける。構想と、もう書いた本文も分けておこう。

01

Structure

プロット表は、場面・出来事・状態や役割の3列から作る

三列には場面の場所や人物と区切り、範囲内の出来事、状態の前後差または情報や感覚などの役割を書く。一行を一章と決める必要はない。

プロット表は、場面・出来事・状態や役割を並べ、物語のどこを見直すか選ぶための表です。列数に決まりはありませんが、最初は三列で一行だけ書いてみると、必要な項目を確かめられます。

列書くこと迷ったときの扱い
場面時間・場所・人物、または一場面の中の区切り分かる部分から書く。一行を一章と決めなくてよい
出来事その範囲で起きること、人物がすること構想か、本文に書けていることかを区別する
状態や役割前後の違い、渡す情報、感覚や間など変化しない行も残せる。まだ分からなければ保留する

一つの場面を細かく見たいときは、前半と後半などに分けて二行にしても構いません。全体を見たいときは、長い場面を一行へまとめられます。まず今回どこを見る表かを、作品名や原稿の版と一緒に書いておきましょう。

紙や端末のメモで使えます。すぐに書き込みたい場合は、コピー用テンプレートへ進めます。三列で足りないと分かったら、視点や伏線など、何度も見落とす項目を追加してください。

02

Causality

プロット表の記入例|三行と、元の本文を対応させる

記憶を売る店の四段落を三行へ整理する。来店と希望、取引条件と残したい友人の言葉、署名せず書類を返して一文を書く、を元の段落へ対応させる。

記入例には、「アイデアと物語の違い」の自作例「記憶を売る店」を使います。リンク先の四段落を、ここでは比較用の本文v1として扱います。

青年が売りたいのは、友人に小説を見せた日の記憶です。この店では、一つの出来事に含まれるやりとり全体が取引の対象になります。笑い声だけを切り離すことはできず、署名前には記憶は変わりません。

四段落を、三行のプロット表へまとめる

場面・区切り出来事状態(前→後)や役割
1. 記憶店のカウンター・青年と店主/来店青年がノートを置き、友人に小説を見せた日の記憶を売りたいと話す。売りたいと思っている → その希望を店主へ伝えた。
2. 同じカウンター/取引条件を聞く店主が、一つの出来事のやりとり全体を失うと説明する。青年は友人の「続きも読ませて」を思い出す。笑い声を消したい → 残したい言葉も失うと分かる。
3. 同じカウンター/今回の結び青年が署名せず書類を返し、ノートに続きを一文書く。売却を考えていた → 記憶を残し、一文を書く行動へ。

これは同じカウンターで続く一場面を、確認しやすい三つの区切りに分けた表です。三つの章や、別々の場所へ移る三場面を作ったわけではありません。本文との対応は、次のように表の横へ残します。

  • 行1:本文の第一段落。来店と売りたい希望。
  • 行2:第二〜三段落。取引条件と、青年が思い出す友人の言葉。
  • 行3:第四段落。書類を返し、続きを一文書く。

三行とも本文があります。新しく続きを考える行を足すなら、「構想」「本文なし」など、いまの状態を分けて記してください。表を埋めたことだけで、本文まで書けたことにはしません。

表の一行を、元の本文へ戻して確かめる

行2の取引条件は、次の一段落に対応します。

店主は売却書類の一行を指した。「売れるのは、その出来事ひとまとまりです。笑い声だけでなく、その日のやりとりも失います。署名するまでは何も変わりません」

続く段落で、青年は友人の「この台詞、好きだ。続きも読ませて」を思い出します。行2には、この二段落をまとめて、取引条件と残したい言葉の両方を書いています。失う範囲を知ることが、次の判断につながる行です。

行3で書けているのは、売却せずに続きを一文書いたところまでです。作品の完成や友人との和解は表に足しません。このように、三列目の状態や役割は、書いた本文から確かめられる範囲でまとめます。

変化しない行も、役割で見直す

別の作品で「窓辺で雨音を聞き、同じ椅子に座ったまま場面を閉じる」という行を作るなら、三列目に「静かな間と雨音を残す」と書けます。内面の成長や大きな行動を追加する必要はありません。

ソウマ

三行とも、どの段落をまとめたか分かるな。表の一行から、元の本文へ戻れるんだ。

コトハ

はい。変化がない行も、残したい情報や空気を確かめてから、直すか決められます。

03

AI Partner

AIでプロット表を確認するときは、行の役割と本文の根拠を渡す

AIには確認したいプロット表の行、本文や構想、原稿の位置を渡し、要約と根拠を照合してもらう。質問を受けて修正・維持・保留を選ぶ。

AIや仲間へ表を渡すなら、どの行を見たいかと、対応する本文を添えます。構想だけの表なら、本文はまだないと伝えてください。前後の違いが少ないという理由だけで、削除すべき行とは決めません。

もったいない相談例

変化がない行は削り、足りない選択を追加して、この表を完成させてください。

よい相談例

プロット表(場面/出来事/状態や役割):_____ 作品名・原稿の版・確認する本文:_____ 各行の状況(構想/本文あり/保留)と対応する位置:_____ 今回確かめたい行と、迷っている点:_____ 変化しなくても残したい情報・感覚・役割:_____ まだ決めていないこと:_____ 表の要約と、本文に書かれていることを照合してください。 読み取りにくい箇所があれば、行番号・本文の根拠・作者への確認質問を分けて示してください。 変化や選択を全行に求めず、未定の行を失敗と扱わないでください。 新しい出来事や心理を補わず、削除・統合・完成の判定はしないでください。 構想だけで本文がなければ、確定しているメモと質問を分けてください。

記憶の店の行2なら、「失う範囲はどの台詞で示されているか」という質問には、店主の説明を対応させられます。一方で「青年は友人と仲直りした」という要約には、表にも本文にも根拠がありません。

質問を読んだら、元の本文を確かめて、表を直す・本文を試す・そのまま残す・判断を保留する、から選びます。役割がまだ説明できない場合も、すぐに削らず、何を見せたい行だったかを考え直せます。

04

Practice

コピー用プロット表テンプレート|一行から保存して試す

コピー用プロット表に作品名と版、扱う範囲、各行の場面・出来事・状態や役割と本文の有無を残し、見直す一行と次の最小範囲を選んで保存する。

次のテンプレートをコピーし、まず一行から記入してください。三行は試しやすい大きさとして用意したものです。必要なら行を足せます。下の保存ワークには五行分あり、行4・行5は使う場合だけ記入します。

コピーして使える3列プロット表

コピー用・3列プロット表

【3列プロット表】 作品名・原稿の版: 扱う範囲・本文の有無: 行1 - 場面(時間・場所・人物、または場面内の区切り): - 出来事: - 状態(前→後)、または情報・感覚・残す役割: 行2(必要な場合) - 場面: - 出来事: - 状態(前→後)、または情報・感覚・残す役割: 行3(必要な場合) - 場面: - 出来事: - 状態(前→後)、または情報・感覚・残す役割: 各行の状況(構想/本文あり/保留)と、対応する原稿の位置: 全体で確かめたい変化・情報・空気: 見直す一行・確認したい点: 残す役割・直す/統合する/保留する判断: 次に読む・書く最小範囲: まだ決めていないこと:

記憶の店の例では、作品名・版に「記憶を売る店/比較用本文v1」、範囲に「カウンターの四段落」と書きます。各行の状況には「三行とも本文あり」と段落の位置を残します。

今回見直すなら、例えば行2を選び、失う記憶の範囲を表が正しく要約しているか確かめられます。次に本文を試すなら、同じ行2の会話を別案で書き、元の段落と比べます。三行のままでも、このように本文の比較へ進めます。

実践ワーク

プロット表と、次に確かめる一行を保存する

作品名・原稿の版・扱う範囲を残し、各行に場面・出来事・状態や役割を書きます。構想と本文の有無を分け、未使用の行や未定欄は空けたまま保存できます。

三列

場面・出来事・状態や役割を、一行から書く。

原稿との対応

構想か本文がある行かを分け、元の段落やメモへ戻れる印を残す。

次の一行

確認したい一行を選び、読み返すか短く書く。未使用の行や未定欄は空けてよい。

生成される実践メモ

入力すると、この記事のワーク結果がノートに貼れる形でここにまとまります。
作品名・原稿の版・扱う範囲: ____ 行1/場面・出来事・状態や役割: ____ 行2/場面・出来事・状態や役割(任意): ____ 行3/場面・出来事・状態や役割(任意): ____ 行4/必要なら追加する行(任意): ____ 行5/必要なら追加する行(任意): ____ 各行の状況・本文の位置・未定の点: ____ 全体で確かめたい変化・情報・空気: ____ 見直す一行・確認したい点: ____ 残す役割・直す/統合する/保留する判断: ____ 次に読む・書く最小範囲: ____

全部埋めなくて大丈夫。1行だけでも保存できます。

マイノートで見る

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未保存。この内容はこの端末のブラウザに保存されます。

選んだ一行から、必要な作業へ進む

  • 二行のつながりが分からない:因果関係の点検で、関係の候補と本文の根拠を見る
  • 一行を本文にしたい:シーンの作り方で、その場面の役割と書く範囲を選ぶ
  • 変化しない行を残したい:読者に渡す情報や、保ちたい感覚・間を三列目へ添える
  • 列が足りない:視点や伏線など、今回確かめたい項目を必要な分だけ追加する
  • 表を埋めるところで止まる:プロットの詰まり診断で、今判断できないことを一つ選ぶ

表を整える作業は、次に読む・書く範囲を選べたところで区切れます。役割が分からない行を保留し、他の行から本文を試しても構いません。

今日できたもの

この記事で作るもの
原稿の範囲と、場面・出来事・状態や役割を対応させたプロット表
次に見る場所
確認したい一行と、それに対応する本文や構想メモ
次の行動
表を確かめるか、短い本文を試す。空欄と未定は残してよい

ソウマ

今日は行2の、失う記憶の範囲を確かめるよ。原稿の二〜三段落目へ戻ればいいんだな。

アキト

ああ。構想の行を足すなら、今ある本文と区別して残そう。

コトハ

一行から確かめられれば、全部を埋め直さずに続きを選べますね。

おつかれさまでした

プロット表から、次に確かめる一行へ

場面・出来事・状態や役割を並べ、構想と本文の有無を分けて保存します。次に確かめる一行を選び、元の本文と比べるか、短い別案を試しましょう。

チェックすると、マイノートに読んだ記録が残ります。

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